輪状甲状筋のアイシング法


すべての曲を歌い終わったら、次の順で行ってください。
①スプーン(金属製)を冷凍庫で冷やし、熱唱後に柄を短時間(1分以内)押し当てる。
②その後、熱を冷ますシートを筋型に切り取って15分程度貼付する。
③この間は、言葉を発しないよう無声を守る
なお、場所や方法を間違えると逆効果となりますので、輪状甲状筋の正しい場所を探し出す能力を養ってください。
スプーンの柄を当てる際、可能なら、垂部と斜部を触り分けること。
実際、乏しい知識の元、氷で喉をアイシングしたら、1オクターブ程度ピッチが低音化して困っているひとを知っています。
音声専門医師からは問題ないので様子を見るよう言われたそうですが、これは輪状甲状筋の上層に存在する外喉頭筋の急激な収縮と軽い凍傷による筋線維の崩壊ではないかと思っています。
当サロンでは、各種の喉用リハビリ機器と血流促進の手技で組織再生を促しながら運動性を回復させる施術を行います。
輪状甲状筋へ血液を送るのは、上甲状腺動脈の輪状甲状枝と下甲状腺動脈よりの下喉頭動脈です。
共に細い血管で、触診で探査するのが最も難しい軟部組織の一つですよね。
ここの血流を良くすることで改善を惹起させます。
ところで、なぜ輪状甲状筋のアイシングが大切なのか?
楽器のアコースティックギターで例えるなら、ヘッドのペグのようなもの。
ペグを回して弦を張り音程を合わせる。
輪状甲状筋は、このペグと同じ役目を担っています。
歌には欠かせないピッチ。
筋疲労により輪状甲状筋が弱ってしまえば、高音が出しにくくなったり、音程が狂い気味になったり、弊害が多いのです。
その状態が続けば、喉詰めおよび過緊張発声の癖や LDP に移行しやいデータもあります。
大衆に愛され長く活躍するには、輪状甲状筋の能力を早々に回復させることが重要なのです。

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by aida-voice | 2013-08-06 00:05