声の短問短答【続編】99


「喉がコリコリ鳴るのですが・・・」

横方向の場合は、LDPによって、甲状軟骨板後縁や舌骨大角と頚椎前縁にはさまれた軟部組織の極小圧挫音が梨状陥凹や咽頭共鳴腔で拡声された可能性が高いと考えます。
縦方向の場合は、舌骨甲状軟骨靭帯の硬化傾向にあるケースで、舌骨や甲状軟骨の動き〔麦粒軟骨を介し関節運動に類似〕や靭帯の擦れによって起こるものと推察します。
日常生活に悪影響がなければ、問題ありません。
稀ですが非常に大きく太い舌骨の方もいます。
共鳴腔が大きくなり、声質に有利なのですが、度を超して大きいと扱いが難しくなります。
あくびをしたり水を飲んだりしたとき、コリコリ音が鳴ります。
さらに希少例では、多少の痛みを伴うこともあります。
この際は、舌骨体および大角周辺の軟部組織に微細かつ丁寧なストレッチを施すことで、疼痛やクリック音は緩和します。
しかし、大きさを変えることはできないため、根本治療には至りません。
また、無理に鳴らすことで、筋膜損傷を誘発する報告を数々受けています。
十分ご注意ください。

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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。




by aida-voice | 2013-07-03 15:11