声の短問短答【続編】82


「もともと喉の筋肉が柔らかい人って、どの位の割合でいるの?」

これまで延べ17000人以上(2013年4月時点)の喉に触れてきましたが、初検時に柔らかい(指針として、筋硬度計により、一般が30Tone以下でエリートボイスユーザーは20Tone以下)のは、2割程度ですね。
残りの8割が硬い分類となります。
なお、発声関与筋が硬いと言っても、80Toneを超えなければ病的ではないため、ほとんどが “筋肉の癖” のようなもの。
しゃべることも歌うこともできます。
改善せず、放置しておいても問題なし。
ただ、より良い声や素晴らしい歌からは遠のく可能性が高くなるだけ。
さらに、外喉頭の硬いひとが当サロンのアプローチによって改善する割合は約8割です。
明確な本数も役目も感覚も曖昧な場所ゆえ、個人差が非常に大きい。
あっと言う間に解決する方もいらっしゃれば、まったく変化しない方もいらっしゃいます。
これだけは、やってみなければわからない部分。
そして、柔軟性が存在してこそ、真の筋力が培われます。
歌がうまいと評価されているひとの喉を触診すると、無声時は筋肉が柔らかく、輪状甲状筋等がプリプリと発達しており、いざ歌い出すと、収縮パワーとスピードにあふれた筋運動を呈し、他を魅了する圧倒的な歌声を耳にします。
そう、喉を見ただけ触っただけで、そのひとの声がわかるのですよ・・・

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追記「喉の筋肉の柔軟性だけでは歌は上手くならないよ」と御意見をいただきますが、わたしも、おっしゃる通りだと思います。歌は技術が大事。しかし、声帯を含む外喉頭筋の動くための基礎能力《柔軟性と運動性》が無ければ、その技術を活かせないのも事実。
by aida-voice | 2013-05-27 08:13