すごい喉を発見!


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先日、当サロンにお越しになったI.Y氏。
秀逸な喉頭の持ち主!
加えて驚くべき知識!
以下が、予約時のメールによるIさん自身による状況説明です。〔頂いた文そのまま添付〕

歌を志して五年ほどになります。ボイストレーニングスクールに約三年ほど通った経験があります。しかし、やはり思ったように向上しない感覚はぬぐえず、一年程まえに辞めて、独学で練習しています。
喉ニュースの存在を知ったのは2009年頃で本格的には2012年から過去記事や目次集をしらみ潰しにチェックし勉強しておりました。そして今回一大決心で念願の會田先生の問診、施術を受けさせて頂きたい気持ちで、行動を起こしました。
一、輪状甲状関節の可動域の狭さ?または正常可動していない?または亜脱臼の有無?の可能性を考えています。歌唱の際に思ったような高音がでません。
またピッチを捉える瞬発力にも欠けると感じています。
一、喉頭を胸骨舌骨筋などにより引き下げた時、甲状軟骨が左右均一に垂直移動しません。(シンメトリーな運動が阻害されています)片方だけおそらく牽引機構の硬化化か、または別の原因により、甲状軟骨が引っ張られていると感じています。
一、甲状軟骨のグライディングテストを自分で行いますが、最近は基本的には陰性(クリック音無し)ですが上記の牽引機構はじめ、まだまだ柔軟性には乏しいと感じています。もちろん素人ですので、恐る恐る触っています。ですが最近はわかったつもりで、強く動かしすぎてもいるかもしれません。
一、舌骨の前方移動が出来ないので中・下咽頭収縮筋などの柔軟性も課題かと考えています。
一、生来の慢性的な肩こりあり(なで肩の為?)
一、舌骨と甲状軟骨上端との間隔と血流量もまだまだスタミナ不足から、向上できるのならばしたいと考えています。
何卒宜しくお願い申し上げます。

挨拶を済ませ、わたしは質問しました。
「あなたは相当勉強して知識がありますね。もらったメールの最初に輪状甲状関節の亜脱臼を疑っています。もし、この部位に亜脱臼が存在し、5年も経過していると、周辺組織は瘢痕化を含め硬化している可能性が大きくなり、改善は難しいと考えます。これらを正確に知りたいですか?、それとも伏せて話した方がいいですか?」と問いました。
Iさんは真正面を向いて毅然と答えました。
「どのような状況でも教えてください」と。
清々しい男らしさを感じました。
検査の結果です。
喉頭周辺予想図を見てわかるように、輪状甲状関節の脱臼は存在しませんでした。
本当に安心しました。
ただし、輪状甲状筋は薄く、動きが緩慢であることが判明。
さらに各種の検査を行い、質問の件をすべて解き明かしたのです。
それにしても、甲状軟骨の形状の良さ共に、輪状軟骨の秀逸な大きさに驚きました。
お見事な喉です!
素晴らしい知識です!
最後にお互い固い握手を交わしました。
わたしの喉探求の人生にも深い印象を残すであろう素敵な時間でした。
ご来院、ありがとうございました・・・

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喉頭周辺予想図(外皮より)





追記:喉頭周辺予想図は、綿密な會田の触診と各種発声時のビデオ録画を元に描いたもので、100%完全正確無比な図ではありません。あくまで外皮からの予想図です。
by aida-voice | 2013-04-30 00:10