鼻をすする癖が直らずLDPに・・・


ある来院者(男性20代前半)の話。
学生時代、人前で鼻をかむ行為を恥ずかしく感じていたため、常に鼻汁をすすっていたそうです。
小中高と10年以上。
その結果、喉が詰まるようになり、声がこもってしまう。
自分でも気になっていたところ、複数の知人からも「声がくぐもって何を言っているのかわかりづらい」と言われる始末。
耳鼻科に行ったが、鼻や声帯は問題ない。
さらに、不調なときは、嚥下・摂食時(食べ物を食べるとき)に、喉がコリッと鳴るそうです。
ご自身でいろいろ調べた結果、これは喉頭深奥ポジション化現象… LDP ではないかとの考えに達し、本サロンにお越しになりました。
検査結果が以下です。
●咽頭収縮筋(中・下・輪状咽頭部)、茎突咽頭筋、胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋、胸骨甲状筋を含む外喉頭筋群の筋硬度が68Tone
●発声時オシロスコープ波形のトップが刺さるような鋭角のグラフ
●上喉頭動脈血流が2.5㎝/s以下
●甲状軟骨舌骨間が3㎜
●ビデオ検査でも発声時と鼻をすする瞬間に甲状軟骨と舌骨が深く入り込む映像を捉えた。
これは完全な LDP!
懸垂機構の牽引、外喉頭の弛緩用ソニック、副交感神経を優位にさせるレーザー、喉頭周辺筋の細胞を活性化させる微弱電流、喉頭クリニカルマッサージ、ピンポイントマイクロストレッチ、肋椎関節開大術、加圧呼吸トレーニングを行い改善を目指します。
経年が長いため、簡単ではないかもしれませんが、毎回術後の声の出しやすさと柔軟性獲得が叶っています。
アプローチを続ければ、いずれ快癒するのではと、大きな期待を寄せております。

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追記:過大または長期の「鼻をすする」「くしゃみ」「咳」によってLDPに陥ってしまう方が多くいます。これらは意外に喉頭の筋肉に負担を強いているのです。過去の記事にも書きましたので、それらを参考にして、正しい方法を知ってください。うまく出来ているかどうかのチェック等は、施術後の防音室内でお尋ねください。





~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2013-04-23 00:03