声の短問短答【続編】62


「ストレートネックはLDPになりやすいの?」

そのように指摘する専門家もいるようですが、正確にはわかっていません。
絵図をご覧ください。
e0146240_17124857.jpg
左が正常な頚椎、右がストレートネック。
簡易図をデフォルメして描きました。
頚椎は7つあり、前弯して頭部を支えている特徴があります。
喉頭(舌骨と甲状軟骨)は、主に茎突咽頭筋〔青線〕と茎突舌骨筋〔赤線〕によって吊り下げられています。
これを懸垂機構と称し、その他に顎二腹筋やオトガイ舌骨筋なども存在します。(ここでは割愛)
ストレートネック状態により、見た目の喉頭の位置が深くなります。
そう、見た目!
これによってLDPと判断するのでしょうが、実際は頚椎前縁との距離によってLDPが判断されますから、ストレートネックだからと言って一概にLDPだとは断言できないのです。
なおLDP(喉頭深奥ポジション現象)は、①外皮からの様子、②グライディングテスト、③筋硬度、④本人の喉の詰まり感、⑤声の状態(LDPの場合は篭った閉塞的な声になる)、の5項目の検査基準によって判定します。




追記:グライディングテストや筋硬度などは、目次集か行(が行)2で調べてくださいね。
by aida-voice | 2013-04-03 07:18