歌上手の三大条件





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最初に、ⅰ喉の病気にかかっていないこと、ⅱLDPでないこと、ⅲ輪状甲状関節が正常に動いていること、の3点を確認し…
①耳が良い
②リズム感
③呼吸
この三つがそろっていれば、90%以上の確率で「おぉ、歌がうまいねぇ!!!」と評価されます。
まず、耳が良いとは『構音再生能力に結びつく』と換言できます。
ここでは絶対音感を必要とする訳ではありません。
同じ楽曲を寸分違わず歌うことが最善ではないはず。
歌は個性を持つ表現です。
その表現を構成するには、曲を正しく解釈することが大切。
そのために良い耳が必要なのです。
これは訓練で獲得できます。
方法は、可能な限り良い音源と再生機器を用い、好きな曲や希求する声を何度も聴き込むこと。
何回くらい?
慣れていないうちは1000回以上! 《一日30回聞けば約一カ月で達成》
慣れるにしたがって、新しい歌も数回でも会得できるようになってきます。
そして、良い再生機器も大事。
その歌手が伝えたかった歌の中に含まれる繊細なニュアンスや特徴ある表情を聴き解くためです。
次にリズム感。
以前、有名なボイストレーナーの下で歌唱テクニックを学び、当サロンで喉頭の運動性能を向上させたにもかかわらず、歌がうまくならない。
何が足りないのか?
リズム感でした。
本来なら、幼少期の頃から培うものですが、意外に成人でもリズム感の乏しい御仁が多いのに驚きます。
例えばカラオケなどで、歌い出し箇所が早まったり遅れたりオドオドしていたり、テンポが一定でなかったりぎこちなかったり無用な変化があったり・・・
こんなひとは、リズム感を再構築すれば、劇的に歌がうまくなりますね。
方法です。
幼児向けのリズム体操(リズム遊び)をお薦めします。
その手の出版物(サイト)も多くありますので「この歳になって恥ずかしいよ」と言わず、是非、トライしてみてください。
かなりの効果が期待できますよ。
最後に呼吸。
呼吸は音声の原動力です。
実は、ここが最も難しい。
世間で評価されている偉大な歌手(ジャンルは問いません)の音声や映像を詳しく調べていると、たまたま楽曲が良くて売れてしまった一部の歌手を除いて、ほぼ100%と断言できるほど呼吸の仕方がうまいことに気づきます。
以前にも似た内容を記載したことがありますが、声の生成をオーディオで例えるなら・・・・
声帯がスピーカーのウーハーやツイーター。
共鳴腔がスピーカーの筐体部。
そして呼吸がアンプ(プリ・メイン)となります。
精緻かつパワーあふれるアンプがあってこそ、素晴らしい音が再生されるのです。
発声用の呼吸は、単なる息の流れではありません。
さまざまな息のコントロールを成し得てこそ、ひとを魅了する声(歌声)が完成します。
呼吸に関するキーワードは、横隔膜(正しい位置と形状を知ってください)、腹式呼吸(本当の意味を知ってください)、肋椎関節(構造と可動方法を知りましょう)、呼吸筋(正確なトレーニングを心掛けましょう)などがあります。
最後に、この他にも歌上手の条件は求める側面よって各種存在するでしょう。
ただ、上記三つのうち一つでも欠けてしまうと、疑う余地もなく歌上手からは遠のきます。
聴きわける耳の能力が乏しかったら・・・
リズム感や筋運動のセンスがまったくなかったら・・・
呼吸がへたで発声用の呼気圧が脆弱だったら・・・





喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 






Detailed voice dictionary
 
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by aida-voice | 2016-08-23 19:39