音の良さの役割は 【声帯:共鳴腔=13:87】


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先日、某TV局から「喉ニュースに、声の良さは声帯より共鳴腔であると書いてありましたが、重要度の割合を教えてください」と問われました。
なるほど、割合、つまり比率ですか・・・
これは計測不能です。
まず、声の良さの程度判断が困難。
あきらかに声が良いとか、ガラガラで声が悪いなど、おおまかな良し悪しは判断できますが、それを数値化できません。
こんなときは、構造比較とアンケート調査を参考実験としてみましょう。
声帯と共鳴腔は、アコースティックギターの弦とボディ(胴)に例えられます。
そこで、音の良さの役割分担の比率を想像してください。
「弦がなければ音は出ないからね」と言い放ち、弦が最重要だという意味ではありません。
もちろん、弦は大事。
ここでは構音の重要度ではなく、音の良さの役割分担の比率。
ボディから弦を外して爪弾けば、音は鳴るが良音でないのは自明の理でしょう。
これら事実をふまえ、10名の方に聞き取り調査をしました。
「弦とボディ、音の良さの役割分担の比率はどのくらいだと考えますか?」
1:9が8人、2:8が1人、3:7が1人の結果になりました。
音の良さの役割は、弦が13%、ボディが87%を担っていると結論。
これがヒトにも当てはまると勝手に決め(苦笑)、声帯が13%、共鳴腔が87%としましょう。
繰り返しますが、声帯が無ければ声は作られませんから、重要度で言えば共に100%ですよね。



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追記1:わたしの意見としては、声帯と共鳴腔は9:1だと感じています。声帯は音源作りと音高調節が仕事。大切です。しかし「素敵な声」「魅力的な高音」「豊かな低音」などのような形容詞は付きません。それらを作り出すのが共鳴腔。アートから考察すれば共鳴腔に軍配が上がりますね。100万円以上する超高級ギターの弦とボディでは、どちらが高いと思いますか? この値段の比率から推し量るのも面白そうですね。





追記2:声道は、声帯から口および鼻孔までを表します。共鳴腔は、その声道に含まれるもので、音色や響きを構築する空間です。ヒトの主な共鳴腔は5つあります。とくに咽頭共鳴腔が最大関与しているものと考えられます。共鳴腔の話題は、これまでたくさん書きました。是非、しっかり勉強してください。ここを知り、活かすことが、美声への最短距離です。






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 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2016-08-06 18:53