この時期のかすれ声… Winter Voice


冬の“かすれ”の主原因は乾燥ですね。
喉が乾燥すると、声帯粘膜の水分含有率が低下します。
通常はプルプルの柔らかく薄い膜が、しわしわごわごわの硬い膜に変貌します。←極端な表現ですが…
その結果、声門から呼気〔息〕が漏れ出します。
この状態がかすれ声。
漏れ出した空気は、正しい音を作り出しません。
気流を切るような雑音のみ。
さらに、声帯の振動効率が低下させます。
やはり美声にとって最悪の状態。
乾燥の防ぎ方は、外的保湿と自己保湿があり、どのような環境でも対応できる自己保湿をお薦めします。
外的保湿には吸入器、加湿器、マスク、そして、水分補給など。
もっと大事なのが、自己保湿。
上喉頭動脈の血流を増やすこと。
これによって、声帯粘膜の水分や内喉頭の分泌液が増加し、かすれの予防や軽減ができます。
かすれ声のまま長時間発声すると、声帯を閉じる力が過大に働き、過緊張発声障害や LDP になりやすいデータがあります。
さらに、声帯ヒダがぶつかって声帯結節になったり、声帯筋からの微細な内出血によりポリープ様声帯になったりします。
冬の喉の乾燥には気をつけましょう!

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追記1:かすれ声を正しくは、嗄声(させい)と呼称します。かれ声も同じ意味ですね。


追記2:よく『枯れ声』と漢字で書かれていますが、『嗄れ声』が正解です。


追記3:『嗄れる』で、(しゃがれる)や(しわがれる)とも読みます。むむむ、漢字って難しいですねぇ…


追記4:かれる意味が、なぜ、口に夏でと形成されたのでしょうね。冬の乾燥が顕著ですから、口に冬でも良いのでは? 成り立ちや由来をご存知の方は教えてください。


追記5:雪国では、冬でも喉の乾燥は少ないとのご意見もいただきました。地域差もあるのでしょう。何やら頭が混乱してしまいますね〔苦笑〕





~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。



by aida-voice | 2013-01-19 10:31