声の短問短答【続編】39 & ミラー効果


「今度は、声の質が良いと思われる海外の男性歌手を教えてください」

オペラ・声楽ならルチアーノ・パヴァロッティ〔Luciano Pavarotti〕、それ以外ならブラジル音楽のカエターノ・ヴェローゾ〔Caetano Veloso〕でしょうか。
共に、音声や映像を呆れるほど見聞きし、徹底的に研究し尽くした歌手です。
声質の良さは折り紙つき。
アリアを歌うときはルチアーノ・パヴァロッティを、その他の楽曲および会話のときはカエターノ・ヴェローゾの声を真似るよう努力して10年。
2年ほど前、ある音楽関係者から「會田さんの声はカエターノ・ヴェローゾに似ているね」と言われました。
このとき、ルチアーノ・パヴァロッティやカエターノ・ヴェローゾの声を研究したり真似たりしていることは誰にも告げていません。
ちょっと嬉しかったですね。
そう、これはミラー効果の結果!
ヒトは無意識に音声を真似る傾向があります。
『共感』という心と脳に何らかの関係があるそうです。(真実の追究は脳科学者にお任せします)
美声や良質な歌声を多く聴いていると、その音に近づいたりニュアンスを醸し出したりします。
駄音や音痴の歌を長く聞いていると、やはり、そのような音になってしまう可能性が高くなります。
皆さんも、「好きな歌手」や「そうなりたい人物の声」を徹底的に分析し、シャワーのように浴びて、思い通りの声を体得してください。
ただし、一朝一夕にはいきませんからね。
わたしも、認知されるまで約8年かかりました。
毎日、毎日、飽きることなく聴き込んで…

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by aida-voice | 2013-01-09 16:32