声の短問短答【続編】36


「高音発声時は口を縦に開けてと指導されますが、この方が輪状甲状関節の動きが出るからですか?」

いいえ。
共鳴腔を細く長くして出しているだけです。
想像してください。
太い管と細い管で音を出したとき。
ビンの口に唇を近づけて息を吹きかけると音が鳴りますよね。
太いビン(口径が大きい)はブォーと、細いビン(口径が小さい)はポーと、それぞれピッチが変わります。
これと同じ原理が働くのです。
しかし、口を縦に開けても、高音発声に最重要な役割を担う輪状甲状関節には大きな影響を与えません。
結論としては、共鳴腔の音色部分の音高には変化を与えられますが、音源部分の音高への関与は少ないでしょう。

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by aida-voice | 2013-01-03 11:17