声の短問短答【続編】36


「高音発声時は口を縦に開けてと指導されますが、この方が輪状甲状関節の動きが出るからですか?」

いいえ。
共鳴腔を細く長くして出しているだけです。
想像してください。
太い管と細い管で音を出したとき。
ビンの口に唇を近づけて息を吹きかけると音が鳴りますよね。
太いビン(口径が大きい)はブォーと、細いビン(口径が小さい)はポーと、それぞれピッチが変わります。
これと同じ原理が働くのです。
しかし、口を縦に開けても、高音発声に最重要な役割を担う輪状甲状関節には大きな影響を与えません。
結論としては、共鳴腔の音色部分の音高には変化を与えられますが、音源部分の音高への関与は少ないでしょう。


e0146240_11152048.jpg





~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。




by aida-voice | 2013-01-03 11:17