声の短問短答【続編】32


「声のための呼吸に大切な肋椎関節は3番目から10番目が重要なのですね!?」

はい、第1肋骨(個体差によって第2肋骨も)は鎖骨の影響を受けやすく、第11肋骨と第12肋骨は浮遊肋骨のため、美声を求める呼吸に関与しません。
この動き如何で、発声に適した腹式呼吸の可否も決まってきます。
ポイントです。
呼吸時、胸や腹が体の中心から四方に広がり縮むイメージではなく、肋椎関節を軸として前胸郭および前腹部が開き閉じるような感覚を持つとGOODですね。
正しく行えば、声の音圧増加やコントロール性能向上が見込まれます。
是非、正確な動きを獲得してくださいね。

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赤楕円部に注目






追記:繰り返しになりますが、呼吸は声の根幹なのです。

~声の真理~
空気が流れなければ声帯は振動しない。
つまり、声を出すには相応の呼気が絶対必要。
そして、ベルヌーイの定理と、声帯の四大行為〔①開閉、②伸縮、③硬軟、④厚薄〕によって音源が作られ、その脆弱な音を良音に作り上げるのが5つの共鳴腔。
喉頭室・梨状陥凹・咽頭共鳴腔・口腔共鳴腔・鼻腔共鳴腔、中でも舌骨の奥〔頚椎方向〕に在る咽頭共鳴腔が最重要となる。
何故か?
一言で答えるなら、空間〔大きさや形状〕を任意で変えることが可能だから。(個人差あり)
その空間を構築するには、喉周辺筋の柔軟性が不可欠。
やはり発声は運動…
これらの一連の条件が揃ってはじめて他者を魅了する美声が完成するのである。
by aida-voice | 2012-12-28 00:11