声の短問短答【続編】31


「喉を開く・喉をあけるって、咽頭共鳴腔を大きくすることで正解なのでしょうか?」

はい、その通りです。
まずは外皮から舌骨の位置を確認してください。
その内側奥に存在しています。
咽頭共鳴腔は軟部組織(筋肉や粘膜)で構成され、多くのひとは動いている感覚がありません。
しかし、生まれつき、あるいは、各種方法で、自覚的に動きをコントロールできます。
そう、喉頭の筋肉も随意筋ですからね。
この動きのキーポイントが、中咽頭収縮筋の柔軟性とオトガイ舌骨筋などの運動性能
ところで、皆さんはストラディバリウス・レディブラントをご存じですか?
昨年、オークションで落札されたバイオリンの名前。
値段は、なんと約12億円!
楽器が12億円もするのです。〔工芸品としてのプレミア価値が付加されているのも高価な一因かもしれませんが…〕
では、この楽器のどの部分が重要、つまり高額だと思いますか?
バイオリンのパーツには、ボディ(胴)、ネック、ペグ(糸巻き)、スクロール、テールピース、あご当て、駒があります。
やはりボディですよね。
ここの状態によって良音が生まれるのです。
対比させると、バイオリンのボディ=ヒトの咽頭共鳴腔です。
バイオリンのボディは形状や硬度を瞬時に変えられませんが、ヒトの咽頭共鳴腔は任意で変化させることもできるのです。
喉を開く・喉をあけるって、咽頭共鳴腔の空間を大きくすること。
そして、さらに使いこなすことですね。
さあ、自由な声を!


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喉頭の矢状断面図

by aida-voice | 2012-12-16 15:00