声の短問短答【続編】15


「しゃべり声はかすれるが、歌うとかすれがなくなるのは、なぜ?」

それは、ベルヌーイの定理が働くからです。
しゃべり声と歌声の大きな違いは、呼気の連続性です。
そう、歌っているときは、空気が流れ続けている。
すると声門間が陰圧になり、声帯ヒダが中央に寄ってくる。
声門がピタッと合わさり、かすれなくなります。
基本的に、かすれ声とは、声門の一部が開いた息漏れ現象を指しますからね。



追記1:ベルヌーイの定理は、二枚の紙の間に息を吹きかけると紙が寄ってくる現象で有名な定理ですね。息を吹きかけると、内側(紙間)の空気が薄くなって圧力が減り、外側の圧力が勝り中央に寄ってくるもの。学校等で習う物理の法則です。
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追記2:歌唱時、声帯ヒダをピタッと合わせるのは、①ダイレクトな動きの閉鎖筋(外側輪状披裂筋など)と、②ベルヌーイの定理の、二つの融合です。知っていただきたいのは、筋肉の動きだけで声帯が閉じるのではないこと。そして、ベルヌーイの定理を活用するには、やはり、『呼吸』が最重要事項となるのです・・・





声の短問短答【続編】の詳解


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by aida-voice | 2012-10-20 10:10