声の短問短答【続編】9


「ハイレゾ音源で歌を聞くと、冷たい声に聞こえるのですが、わたしだけ?」

最近流行りのハイレゾ。
録音した音を可逆圧縮してデータ化したフォーマットですね。
CD以上の音質クオリティを持っています。
このデジタル音源には、ヒトの耳には聞こえないような小さな音や周波数帯まで含まれています。
したがって、原音に忠実。
それも完璧に!
ところが、声って曖昧な音の集合体。
実は、わたしも感じています。
ハイレゾ音源の再生は、声の検査やボーカルチェックのためのモニタリングにはとても役立ちます。
しかし、純粋に歌を楽しむには、やや粗(あら)が見えすぎてしまう。
上手い下手ではありません。
余計な音まで入ってきてしまい、ゆったりリラックスできなくなります。
実験しました。
知人オーディオマニアとの共同で。
それは、PCオーディオでハイレゾ音源(24bit/44.1kHz~192kHz)を、アナログオーディオでLPレコードを再生する。
しかも、同じ曲を聴いてみるもの。
スピーカーは共にJBLを用いました。
PCオーディオには、再生機材であるパソコン(東芝)とD級アンプ(ワディア)を使用。
アナログオーディオには、再生機にレコードプレーヤー(ビクターのターンテーブル、SMEのトーンアーム、オルトフォンのMCカートリッジ)と真空管アンプ(トライオード)を使用。
視聴曲は、マリア・カラス(オペラ)、エラ・フィッツジェラルド(ジャズ)、クイーン(ロック)の3ソース。
まずはPCオーディオから。
どれもがピュア&クリアで、正確無比な音像が無限に広がる良音質感を堪能できました。
次に同じ曲をアナログオーディオで。
すると「おぉ、全体に、さっきより良い!」と感じたのです。
耳を研ぎ澄ますと、音に歪みがあり、微妙な揺れや雑音が聞こえました。
それでも、なにやら包み込まれるような一体感と安心感が存在し、音に味がある。
もちろん各人のお好みでしょうが、やはり楽しむなら、デジタルではなく旧式のアナログがお薦め。
そう、Hi Fi オーディは 『再生芸術』、つまりアートなのです。
最後になりましたが、ご質問のように、ハイレゾ音源で歌(声)を聞くと、清冷に感じる可能性はありますよね。


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追記:追記:極上のオーディオ機器を詳しく調べると、良声のヒントを得られます。いや~、『音』って素晴らしいですね・・・


声の短問短答【続編】の詳解
by aida-voice | 2012-09-21 00:52