声の短問短答86


「噛み合わせが悪いと声も悪くなりますか?」

悪くなるなる可能性はあります。
ここでの悪いとは、声質が落ちるのではなく、発声し難くなるケースがほとんどですね。
以前、友人の歯科医と調べたことがあります。
何が起こっているのか?
発声に対し、歯そのものは大きな影響力を持っていません。
構音の最終調整の一部を担っていますが、やはりメインは食べ物を噛み砕く咀嚼のための存在。
ところが、咀嚼の運動が、発声の運動とリンクする部分があるのです。
この結果、発声に影響します。
とくに下顎の動きに用心しましょう。
下顎は開口に直接関与するから。
歯の治療やケガ(外傷)などにより、開口の動きが変化することで、慣れ親しんだ発声の動き具合も変化します。
それによって、発声しやすくなるか、発声し難くなるか、変わらないか・・・
どちらにしても噛み合わせが声に影響する可能性は否定できないと考えます。


※声の短問短答の詳細※


追記1:歯列を矯正したら、音域がせまくなったひとがいると聞いたこともあります。稀な事例でしょうが。歯科治療後の発声の変化に対し、歯医者の先生には何の責任もありません。根本的に歯を治すのが仕事ですからね。


追記2:歯ぎしり、噛みしめ、食いしばりが発声に影響を与えることもあります。


追記3:この部分はまだまだ研究不足です。さらなる研鑽をお約束いたします。
by aida-voice | 2012-08-24 04:47