声の短問短答51


「育った環境や地域が違うと声も変わりますか?」

ある意味で、変わると思います。
それは、肉体的ではなく発声の仕方による違い。
以前、地域による発声と喉を調べたことがあります。
東北、関西、九州。《日本国内のみ》
各地域の方言に染まっている方のご協力を得ました。
なお、対比するため、標準語を得意〔話す仕事〕とする関東のひとにも参加してもらいました。
その結果、口の開け方や構音の手法は同一地域で類似性がありました。
しかし、フィジカル部分では、個人差はあるものの、どの地域にも特異的な違いはありませんでした。
つまり、環境や場所によって、声の出し方や喉の使い方は変化するものの、肉体的な大きな変化はないと考えます。
想像してください。
例えば、東北地方のひとの甲状軟骨は必ず大きくなり、関西地方のひとは胸骨舌骨筋が必ず発達し、九州地方のひとの懸垂機構(茎突咽頭筋や茎突舌骨筋など)は必ず長くなる、なんてありえませんよね。
絶対に・・・


※声の短問短答の詳細※


追記:フィジカル(外喉頭)はわたしの分野ですが、発声の仕方は言語聴覚士やボイストレナーの先生のお役目となります。よって、これ以上の深い実験は行っていません。いずれ、範囲を広げ、世界各国のフィジカル変化がないか調べてみたいですね。【以前、稚拙ですが、アメリカで『人種と喉頭の関係について:主に甲状軟骨の形状および周辺軟部組織』は調べたことがあります…】
by aida-voice | 2012-08-13 11:38