メカニックの耳


知人の自動車整備士の話。
30年前、わたしは自動車スラローム競技のジムカーナにチャレンジしていました。
JAF競技運転者許可証(国内B級ライセンス)も取得してレースに参加していました。
そのときのメカニックの言葉が忘れられません。
「エンジンの音だけで、車種はもちろん状態までわかるんだ!」と。
当時のわたしには、聞き分ける能力はありませんでした。
さすがに、フェラーリとポルシェくらいのエンジン音なら遠くからでも判断できます。
しかし、音の違いで、エンジン内部の温度や排気効率など、知る由もありませんでした。
ちんぷんかんぷんゆえ、「ふ~ん・・・」てな調子でしたね。
現在、自動車レースはやっていませんが、聞く能力(耳)が養われたのか、この頃、「あぁ、彼が言っていたのは、これか!?」と、エンジン音(固有振動を含む)で車の調子がわかってきました。
どんな職業でも、五感で判断できるほど突き詰めると、ひとかどの人物に成長できるのですね。
その知人の自動車整備士は、鈴鹿サーキットで腕を振るったメカ職人です。
皆さんも、騒音だけとして捉えるのではなく、車・電車・飛行機などのエンジン音を聞き分けてみてはいかがでしょう。
新しい発声のヒントになる…、かも??


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by aida-voice | 2012-06-09 04:56