マスクの話の続き


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就寝時のマスク着用で、喉の乾燥が予想より減らない理由の一つがわかりました。〔詳しくは平成24年2月15日の【就寝時のマスク着用は保湿するか?】をご覧ください〕
それは、《鼻呼吸より口呼吸が優位になるため》。
理由です。
①日中の覚醒時に比べ、就寝時は鼻呼吸より口呼吸を優位とするひとがいること(いびき等)
②マスク自体が呼吸をしにくくするので、より多くの空気を出し入れできる口呼吸をしやすくなること
そう、マスクって深い・・・





《閑話》
口渇に関係するかどうかは、さらなる検証を必要としますが、マスクの種類や使用方法によっては、下顎骨を耳方向へ引き上げる力が働き、分泌作用が低下する可能性もありますよね。
そう、喉の渇きに直結しているか否かは不明です。
次に、保湿ではなく声に関して。
耳にかけるバンドが強かったり、きついマスク(?)を長期間にわたって着用したりすると、わずかながら声に対する悪弊の可能性も予見できます。
①発声時(主に会話)の開口が阻害され、そのしゃべり方が癖になる〔モゴモゴ発声〕
②下顎骨の引き上げに伴い、舌骨の深奥化・LDP・ハイラリンクスに陥る
まあ、これらは極小の可能性ですから、一般的には心配ありません。
どのくらいの期間かって?
そうですね、想像の域を超えませんが、病気として必要ではないのに、24時間10年以上ゴムの強いマスクを一瞬たりとも外さないひとでしょうか。


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白線:マスクとゴム、赤線:下顎骨のベクトル、黄線:舌骨のベクトル






追記1:マスク着用時には、顎二腹筋が大いに関与することが判明しています。
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~ クイズ ☆ 顎二腹筋はどれかわかりますか? ~





追記2:これも私的な余談ですが、わたしは乗り物に乗る際は、おおむねマスクを愛用しています。とくに飛行機は、機内の湿度も気温も気圧も低いため、マスクは不可欠だと信じています。海外にお出かけの際、マスクは必携ですよ。
by aida-voice | 2012-02-26 00:23