喉頭周辺筋の柔軟性とスタミナの関係


さあ、今回は『喉頭周辺筋の柔軟性とスタミナの関係』です。

一例をグラフで示してみましょう。〔あくまで仮定例ですよ〕

これから本番。

リサイタルやレコーディングの始まり。

さあ、ウォーミングアップです。

横軸が時間経過で、縦軸が発声能力の高さとします。
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青線が喉の筋肉に柔軟性があるひと。

赤線が喉まわりの筋肉が硬いひと。

柔軟性があるとは、外喉頭(ここでは胸骨舌骨筋と肩甲舌骨筋の交わる地点)の
筋硬度が20Tone以下を指します。
喉頭周辺筋の柔軟性とスタミナの関係_e0146240_14233035.jpg
《蛇足ですが美しい喉元ですね・・・ 協力:諸星佳典先生》



★柔軟性があるひとのスタミナ曲線(青線)
  アッと言う間に喉が温まり、本番に長くパワーを発揮できる


★柔軟性がないひとのスタミナ曲線(赤線)

  喉が温まるまでに時間がかかり、やっと動きがでてきたと思ったら
  そこがピークで、後はどんどん疲労して発声能力が低下する



やはり、柔軟性があると・・・
①血流が豊富
②筋肉の伸びる範囲が広がるため筋力がアップする
この結果、スタミナが増えます。

皆さんも喉の柔軟性を獲得してスタミナをつけましょう。





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2011-10-14 09:12