急に高音が出なくなった・・・ 【声帯に異常なし】


今まで出ていた高音が出なくなった。
近くの耳鼻咽喉科で診てもらったが声帯は問題ない。
一体何が起こったのか?
このようなトラブルで悩んでいる歌手が少なからずいます。
まず、声帯に病気が認められない場合、ピッチ整が不調に陥るのは、多くは輪状甲状筋に原因があると思われます。
これまでのケースを紹介しましょう。

●20代男性ロック歌手
過大なシャウトの練習を続けていたらC以上の高音が出なくなった。
輪状甲状筋が疲労を起こし、慢性的な乳酸代謝異常に陥って、筋運動能力が低下したものと判断。
輪状甲状関節のモビリゼーションとストレッチにより、運動性を上げ、改善した。

●30代女性声楽家
30歳を過ぎてから徐々にF以上の高さが困難に感じられるようになった。
検査したところ、上喉頭動脈の血流不足による一過性の筋萎縮が見受けられた。
舌骨甲状軟骨間を広げる施術を行い改善。

●30代男性J-POP歌手
喉に違和感を抱きながら歌っていたところ、急に地声の高音が出辛くなった。(裏声の高音は可能)
精密な触診とビデオ検査で、片側の輪状甲状筋の極小な筋断裂を確認。
弾性テーピングと理学療法機器で回復。

その他にもさまざまな状況がありました。
また、輪状甲状筋だけでなく、声帯筋を薄くしたり硬くしたりする内筋に起因するものも種々あります。
正しく検査し、適切な施術によって、元のステキな高音を早く取り戻しましょう。


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★輪状甲状筋はヒトの爪ほどの大きさと薄さの筋肉。斜部と垂(直)部の2枚×左右=4枚あります。こんな小さな筋肉ですがピッチの重要な要なのです。





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2011-08-25 16:06