喉が揺れるビブラートって正しいの?


喉が揺れるビブラートには二種類あります。

一つはコントロールされているもので
もう一つは震顫(しんせん:自分の意思とは無関係に生じる律動的な振動)です。

正しい・悪いはありませんが、前者は歌上手で後者は歌下手でしょうか。〔微笑〕

どうやって見分けるか?

まずは、声。

得意としている音域のロングトーンを発してもらいます。

そこにビブラートをかけます。

声を聞いてみましょう。

ビブラートをかけた瞬間・・・

ピッチが狂わず音色も変化なければ前者。

音程が怪しくなり音色が変化したら後者。

とくに後者の場合は、咽頭共鳴腔の運用がないため
閉塞的な音になりやすくなります。

次に、喉頭を観察しましょう。

甲状軟骨と輪状軟骨がほんの少しだけ近づいたり
離れたりして揺れているなら前者。

とてもリラックスした喉ですね。

喉頭が塊の状態で大きく動きすぎたり
肩甲舌骨筋が浮き上がったりしていれば後者。

見るからに苦しそうです。

さて、ここで正しいビブラートの本態です。

輪状甲状筋の稼働と呼気圧コントロール。

それぞれ単独でも。

ならびに、併用もあります。

美しいビブラートを完成させてくださいね。

ただし、当サロンでは発声フィジカルを解明し
皆さんの喉頭環境を整えるのが役目で
ビブラートそのものの訓練は行っていませんからね。


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呼吸と喉の運動性はつながっています!!!









追記:なお、正しいビブラートには「ボリュームビブラートとピッチビブラート」があります。







~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2011-07-30 12:43