エッジボイスの続き


大学で声楽を教えていらっしゃる某先生との質疑応答で
素晴らしい問いがありましたので簡単に掲載します。

その内容とは・・・「疲れる(声を使いすぎる)とエッジボイスはできない?」です。

正解です。

その答えは筋疲労にあります。

エネルギー源であるグリコーゲンが消耗され
乳酸の蓄積が増えることで筋疲労が起こります。

きっと、長距離を走った後に、ふくらはぎ〔下腿三頭筋…腓腹筋とヒラメ筋〕が
パンパンに張って硬くなった経験を誰しも持っていることでしょう。

これと同じ。

筋運動によって、乳酸が血液中に溜まり筋肉が熱くなります。

ときに痛みを伴います。(筋肉痛)

その結果、筋力と柔軟性が低下します。

そう、声帯筋が硬化するのです。

そして、その硬化が声帯粘膜に影響を与えます。

筋厚存在が加わって、振動性能の悪化や、声門(声帯の間にあるすきま)が
広がりやすくなるなど、エッジボイスを難しくします。

やはり、エッジボイスはウォーミングアップのために行うのが良いでしょう。

声帯筋は小さいのですが、声への反映は大きいのです。

声帯って、本当に小さいのですよ。

驚くほどに・・・

以下は、摘出喉頭(解剖は医師)による触診実験の様子
白人女性の声帯長とわたしの人差し指の横幅を比較したもの
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~メッセージ~
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by aida-voice | 2011-07-10 22:27