地震のとき息を止めないで・・・


相変わらず余震が続いています。

「いつまで続くのか?」「揺れが大きくなるんじゃないか?」不安が一杯の毎日。

本当に大変だと思います。

さて、余震のとき、もちろん最優先に身を守らなければならない震度5以上の
場合は除きますが、皆さんの喉はどんな状態になっているか知っていますか?

余震のたびに周囲の人々の喉を観察してきました。

その結果…

揺れている間、息を止めているケースが約50%
息が浅くなっているケースが約30%あることがわかりました。


これは、極度の恐怖や不安によって、心拍数は増えるものの
約8割のひとの呼吸の回数や深さが低下しているものと考えます。

さらに、地震直後の喉頭を触診すると、揺れる前に比べ
硬度が増している結果となりました。

つまり、揺れている間中、喉の筋肉をギュッと硬くして
息を止めたり浅くしたりしているのですね。

度重なる余震によって、喉頭が深奥に入り込み
「喉が詰まる」「首がしまる」「声が出にくい」「むせやすくなった」
「喉がイガイガする」「高音が出なくなった」などの諸症状を呈します。

喉頭の周辺の筋肉は、力学的に後ろ(奥または頚椎方向)へ向かうベクトルがほとんど。

また、筋肉は縮むことができても、自分自身で伸びることができない特性を持っています。

何度も繰り返し奥に入ってしまうと、元に戻らなくなって
上記の諸症状が継続的に発症することになります。

由々しき問題です。

ここで、予防法。

まずは、余震が収まることを切に願っておりますが、揺れ始めたら
何よりも冷静を保ちながら状況を判断して最適な行動を起こしてください。

そして、息を止めたり呼吸が浅くなったりしないよう心掛けましょう。

最適な方法は、『揺れている間中、唇(くちびる)をすぼめて息を細く吐き続けること』です。

その後、揺れが止まったら、大きく息を吸い込んで深呼吸をしてください。

これで、地震時の喉頭硬化を防げます。

もちろん、大きな地震のときは、こんなことに気を取られず
逃げたり隠れたり身を守って安全を確保してくださいね。

日本と皆さまの未来のご多幸を願って・・・






追記:実は、男女差もありました。男性の場合、ほぼ100%が息を止めたり呼気が非常に浅くなったりしていました。逆に女性はそれほどでもないのです。やっぱ、男性の方が弱い生き物なのですかね(苦笑)





~メッセージ~
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by aida-voice | 2011-04-16 16:24