寄稿文紹介


頭脳と感性が秀逸なMさんからメッセージをいただきました。
文章およびお名前を公表しても良いとのお許しがあるため謹んでアップいたします。
また、メッセージ集 Voice to Voice に、皆さまからいただいた多くの寄稿文が載っておりますので、そちらもご覧くだされば幸いです。







みなさんこんにちは、MYと申します。

これをご覧になってるみなさんの中には、「いくら練習しても、一向に高音が出るようにならない」という悩みを抱えている方がいらっしゃると思います。原因究明のため、必死にネットサーフィンをして、ボイスケアサロンのページにたどり着いたのかもしれません。

私もそうでした。
歌うことが大好きで、暇さえあればお気に入りの歌を口ずさむ。
憧れの歌手のように上手くなりたくて、藁にもすがる思いで、掲示板で見つけた根拠のない練習方法を毎日実行する。「上を向いて歌えば高い音が出る」「腹筋さえすれば大丈夫、声はお腹から出るから」歌のうまい友達がこう言えば盲目に信じる。

だけど、全然変化がない・・・この繰り返し。

會田先生のことを知ったのはそんな時でした。
きっかけは喉ニュース。「輪状甲状筋 鍛え方」の検索結果の上位にヒットしていたので、なんとなくクリックしてみたのです。5分後にはパソコンにくぎ付けでした。
長年の研究や解剖、触診に基づいた確かな理論から紡ぎだされた解説に、胸が高まり、一人で小躍りしたのを覚えています(笑)。

「この先生に絶対診てもらいたい」強く思いました。
そこからはあっという間です。翌日すぐに電話をして予約しました。一カ月待ちと言われてちょっとがっかり。ですが、「そんなに診てもらってる人がいるならやっぱりいい先生なんだろうな」と逆に安心しました。

そして当日、四割の期待と六割の不安を胸にドアを開くと、スピーカーから心地よい音楽が聞こえてきました。横を見ると加湿器が置いてあり、天井の空調設備には、乾燥した風を直接吸い込まないようにするために?カバーが掛けてあり、先生の声への熱い想いを感じました。

いよいよ會田先生とご対面。予想以上にいい声を持っていらっしゃって、思わずうっとりしてしまいました(笑)喉のしくみや声の成り立ちの説明に始まり、声の録音と先生の触診。それだけで、先生は私の喉を完全に把握してしまいました。普通に喋るだけで疲れること、活舌が悪いこと、私自身も知らない筋肉の位置や硬度まで言いあてられて、体を乗っ取られたような気分でした。
私の筋肉はガチガチに固くなっており、筋トレ前にまずは柔軟性を得る必要があったのです。いくら練習しても進歩がない訳ですね。會田先生は「森君はいい喉を持ってる。こんなにいいモノを持っているのに、それを活かしきれていない。すごくもったいない。なんとかして出させてあげたい」
そうおっしゃって下さいました。
もう私に疑いや不安は残っていませんでした。もっとも、初めに會田先生のまっすぐな目と、透き通ったクリアな笑顔を見た時点で、ほぼ信用しきっていたのですが(笑)
今私は三回目の施術を終えたところですが、施術後の声の出しやすさには毎回驚きます。これから回数を積み重ねるごとに、いい声になっていくのを想像すると、ついニヤニヤが止まらなくなります(笑)

多少残念な点を挙げるとすれば、保険が効かない分、やはり料金が多少高めなことでしょうか・・・私のような貧乏学生からするとですが(哀) ただ、それは仕方ないと思いますし、料金以上の価値はあると確信しています。

會田先生は、謙虚であるところも素晴らしいと思います。喉頭医学の最先端を突き進んでいらっしゃるにもかかわらず、他者の意見を頭ごなしに否定しない。そして、「喉はまだまだ未知のことばかり」と仰り、知的探求の気持ちを忘れない。スタッフが批判された時は、「わたしを批判罵倒するのは構いませんが、スタッフには何の責任もない」と、先頭に立って批判を真摯に受け止める。届いた批判や酷評も、包み隠さず公開する。将来の職種は違えども、私は會田先生のような人物になりたいです。

拙い文章をここまで読んで頂き、ありがとうございます。私の想いが、これを読んでいる方の、ほんのきっかけになったなら幸いです。




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會田:Mさん、ご寄稿ありがとうございました。過分なご評価をいただき面映ゆいばかりでございます。まだ数回しかお会いしておりませんが、Mさんの進取に富む向上心と感性の豊かさには驚かされます。そして明晰な頭脳によるこの文章力。これらを活かし、是非、ご自身で満足のいく声を目指してください。予想ですが、きっと、アッと言う間に獲得できるのでしょうね。期待しております。








追記:Voice to Voice の挨拶および説明
皆さまから多くのメッセージやご意見をいただきます。
それらによって・・・
ときに大きな励みとなります。
ときに深く反省します。
この先も休まず弛まず、自分の信じた研究を続ける勇気をいただいているような気がしております。
メッセージ、誠にありがとうございました。
なお、いただい文章には一切手を加えていません。(誤字脱字誤記も、本人からの要請がない限り修正しません)
そのまま、ありのままを、お伝えしています。




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2011-02-16 06:04