素晴らしい仮説


ボイスアドバイザーである坂原晋太郎先生から質問をいただきました。




坂原晋太郎先生

いつもお世話になっております。
前回伺った際、声帯の振動についての質問をさせて頂きましたが、その続きです。
声帯の一部分が振動を止め、残りの部分が別個に振動することによって、より高い周波数の振動が得られる現象は、物理で言うところのn倍振動に当たるかと思いますが、そのような振動モードの変化は実際に観測されているものの、どのようにして制御しているかは解明されてない(但し、筋肉の働きではない)とのことでしたね。
そこで仮説なのですが、飛行機の翼が形状によってその働きを大きく変えるように、呼気の通り道である共鳴腔の形状が変わることによって、声帯が振動する空間上において流速が常に0となる点が発生、その結果として振動モードが変化する、というのは考えられないでしょうか。
実際はどのように流れの場が変化しているのか全く想像はつかないのですが、お気づきの点等御教授頂ければ幸いです。




會田茂樹

會田です。
おぉ、鋭い視点!
「飛行機の翼が形状によってその働きを大きく変えるように、呼気の通り道である共鳴腔の形状が変わることによって、声帯が振動する空間上において流速が常に0となる点が発生、その結果として振動モードが変化する」
これは新しく且つ論理的ですね。
軟部組織の形状を正確に計測することは難しいのですが、わたしは「有り得る」と思いますよ。
素晴らしいご意見ありがとうございました。





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坂原晋太郎先生は喉と声に関して相当な知識をお持ちで、ボイスアドバイザー試験のとき、わたしの作った問題の不手際を指摘した有能な先生です。
さらなる精進とご活躍をお祈り申し上げます。




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)






~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2010-11-17 17:32