外喉頭の観点から痙攣性発声障害を解く


【良くなるひとと、良くならないひとの違いは?】

今も、そして、過去にも、多くの痙攣性発声障害の喉を診てきました。
その結果、病状の程度にかかわらず外喉頭の過緊張(筋硬度が高い)を有していることが判明しています。
そして、今回、症状が軽減し、日常生活に大きな影響がないほど改善したひとと、そうでないひとの状態を再検証してみました。
すると、ある共通した事実がわかってきました。
前述のように過緊張は必ず存在していたのですが、無声時と発声時の様子が異なっていました。
初めてお越しになった患者さまは、もれなく無声時も発声時も喉頭周辺筋を硬くしていました。
力ずくでなければ声が出ないから、硬さが癖づいてしまったのでしょうね。
そして、当サロンでは、適切なピンポイントストレッチングを施したり、喉の運動性能を高めたりしています。
この施術を繰り返すと、喉頭の柔軟性が増して発声能力が上がりますので、痙攣性発声障害の病気そのものは治らなくとも、発声が楽になるのです。
これらを踏まえ、事実の発表です。
喉頭の硬さに注目しました。
◆良くなっていったひと → 無声時も発声時も喉頭が柔らかくなった
◆良くならなかったひと → 無声時は柔らかくなったが発声時は変わらず硬くしていた
この違いによって、生活が大きく変わります。
施術を受け続ければ、無声時の外喉頭は柔らかくなるのは確かのようですが、最初は同じなのに、なぜAさんは無声時も発声時も柔らかくなり、なぜBさんは発声時の硬さが取れないのでしょう?
理由はわかっていません。
これからの研究課題です。
筋肉の特性なのか、メンタルとの関連性なのか、単なる癖なのか、個人差なのか・・・
そして皆さんが知りたい「良くなっていったひと」と「良くならなかったひと」の率の値。
現在のところ五分五分です。
この先、「良くなっていったひと」が多くなるよう研究を重ねることをお約束申し上げます。
痙攣性発声障害を克服するには、まずは、無声時の過緊張を取り除いてください。
声が詰まる、声が震える、大きな声がでない・・・って本当に辛いこと。
皆さまの改善を心よりお祈り申し上げます。
e0146240_2125525.jpg





ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)





~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2010-10-01 08:09