声を良くするって?


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声を思い通りにする、高音も低音も楽々歌いたい・・・
これまでの研究の結果、不可能でないことがわかってきました。
求める程度によりますが、自由自在の声は可能です。
まず、声帯の運動能力アップと共鳴空間の構築。
たったこの二つ。
今回は声帯に関して。

①声帯は自分で動かない。
だから喉頭周辺の筋肉にやわらかさと筋力が必要なのです。
声帯開閉のための後筋と高音発声のための前筋。
後筋とは、後輪状披裂筋や外側輪状披裂筋のこと。
前筋とは、輪状甲状筋のこと。
当サロンおよび會田の各種アプローチで、柔軟性とパワーを養います。

②声帯は濡れていないと粘膜振動が難しい。
粘膜に乾燥は大敵。
そのために次の二つが重要。

1〔外部から水分を補給したり保湿効果を高めたりする〕
これには、水分補給が不可欠。
飲むのではなく、口腔から咽頭をうるおすように、少量の水を口に含んでください。
常温のボイスケアサロン声専用ウォーターがお薦め。
そして、粘膜の保湿効果をグッと高めるのがボイスケアサロン声専用キャンディ。
声帯粘膜の動きが良くなるため、薄く伸ばすのも容易になり、見事な高音が完成します。(粘膜構造により個人差があります)
素晴らしいのは即時効果があること。
残念なのは効果終息が早いこと。
それでも続けることで粘膜保湿率が徐々に向上し、常時、高音が軽々と出るようになった方々を多く知っています。
歌う前や声を使う前になめるより、サプリメントのように声帯粘膜改善と考えると良いのかもしれません。
食品で、身体に良くない成分は入っていませんから、安心です。
わたしも毎日数個なめています。
昔より、ピアノやピアニシモの高音がきれいに出るようになりました。
さらに、声を使った後の回復力か格段に向上し、声帯の振動効率が良いためか、呼気が少なくても声帯がよく鳴るので、発声に力が入りません。
以前は、甲状腺腫瘍による上喉頭神経外枝圧迫の影響で嗄声を発症するときがありましたが、最近は解消しましたね。
かすれ声は大変です。
なぜなら、声を張るために、喉に力が入るから。
喉に力が入ると、自由闊達な声は無理。
そう、このあたりがスポーツと酷似してます。
また、やわらかい振動に伴ってビブラートがうまくなってきました。
ビブラート(トレモロを除く)は、輪状甲状筋の運動と声門を通過する呼気のコントロールで決まります。
さらに、マイク乗りも格段に向上したのです。
繰り返しになりますが、発声は、楽器の要素とスポーツのファクターをあわせ持っています。

2〔分泌液の量を促進させる〕
まず、分泌液は何から作られるか?
唾液?
違います。
唾液も必要ですが、多すぎると声帯ヒダにくっついて発声を邪魔してしまいます。
適度が一番。
声帯粘膜に必要な水分は、内喉頭(内腔)から分泌されます。
では、分泌液の素は何か?
それは血液でしょう。
よって、喉頭内部の血液循環量が低下すると分泌液が少なくなります。
それが『乾燥感』です。(シェーングレンなどの病気もありますので酷い場合は病院へ)
特に重要なのが、甲状軟骨舌骨間膜から入り込む上喉頭動脈。
これが、内部に血液を送り込む唯一と言っても過言でないほどの重要な一本。
しかも細い。
そして、喉頭が深奥Position〔LDP〕であったり喉詰め発声したりすると、この間隙が狭くなり血流量が低下することを確認しています。
だからこそ喉頭の柔軟性が必須。
声帯粘膜が保湿され、やわらかくなれば、発声準備(アップ)の時間も少なく、さらに、スタミナも増します。
当サロンで標榜しているアプローチが以上です。

声を良くするのは難しくありません。
ただし、かなりの根気と強い意志が必要でしょうね。
簡単でないからこそ、獲得すれば、うらやましいほどの魅力があるのです。
声には。

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喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 

 
by aida-voice | 2016-05-28 00:14