かすれ声は共鳴腔でカバーできる!




かすれ声、枯れ声、だみ声、しゃがれ声、ハスキーボイスでお困りの方に朗報です。
快癒は難しくとも、改善は可能です。(ただし、喉の病気を除きます)
とくに、難治の声帯結節や声帯萎縮、過緊張による嗄声、軽度の片側反回神経麻痺、声帯後方閉鎖不全の息漏れなどに適応します。




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声門が開いた状態で嗄声が予想される摘出喉頭
米国メイヨークリニックにて會田茂樹による調査研究
中咽頭収縮筋端を持って閉鎖不全の声帯を観察





上記の声の主な原因は、声帯がキチンと閉じないため、呼気が流出して、声帯の振動効率が良くない状態にあります。
もちろん、この症状を治せば、声は正常になります。
しかし、多くの場合は、簡単に治らない。
わたしは耳鼻咽喉科医ではないので、病気はそのものは治せません。
喉の運動の観点から発声しやすくして、声を良くしていきます。
さて、上記症状の多くの方々は、しゃべられないほどでもなく、痛みもないため、そのまま放置しがちでした。
それを解決する方法があるのです。
まず、ここでは原因を治すのではなく、音の質を向上させること。
つまり共鳴腔を利用して、補正することにほかなりません。
例えてみましょう。
多少、的を射ていないかもしれませんが、アコースティックギターを思い浮かべてください。
この楽器の音を構成する大きな要素は、弦と胴です。
それでは、どちらが重要かといえば、胴に軍配が上がるでしょう。
同じ弦を異なる胴に取り付けて比較してみると見事に音が変化しますが、逆に、同じ胴に異なる弦(同じ規格だが会社が違う)を取り付けて鳴らしても違いは少なく感じます。
このように、胴の優位性が確認できます。
これは値段にも表れています。
価格100万円のギターを購入したとき、その大部分が胴の値段で占めるはず。
弦が90万円もしませんよね。
さて、喉頭をギターになぞらえると、声帯が弦、甲状軟骨と各共鳴腔が胴になります。
やはり、同じように、音質の重要度合いからいえば、やはり甲状軟骨と各共鳴腔に重きがあります。
ただし、人間の場合、声帯もおろそかにすることはできませんが・・・
弦は、傷んだり切れたりしたら交換できますが、声帯は不可能です。
大切に扱ってくださいね。
あなたの唯一無二の宝物ですよ。
さて話を元に戻しましょう。
実は、かすれやザラツキが音に混じっていても、共鳴空間を利用すると、ある程度は是正できることがわかってきました。
あえて誤解を恐れずに言うなら『ごまかす』ことです。
そう、「根本原因の治療は耳鼻科医に任せ、ここでは手っ取り早く音を良くして、日常生活に支障がないようにしちゃいましょう」ということです。
とくに、咽頭共鳴腔が重要であることは、再三再四お伝えしてきました。
是非とも共鳴空間を有効利用して、嗄声をコントロールしてください。
なお、これは歌にも適応できます。
この咽頭共鳴腔を十二分に使いきって最高級の歌声にしているのが徳永英明さんです!
彼には嗄声傾向がありますが、咽頭共鳴腔の動きとコントロールは、まるで神業です。(ただし、最近の声にはとても気になる点があります。これは、ひみつの声でお伝えしましたよね・・・)
CD『ボーカリスト』は何度聴いても素晴らしい。
胸がしめつけられ、目頭が熱くなります。
感動します。
末永いご活躍を心よりお祈り申し上げます。
さあ、あなたも咽頭共鳴腔を活躍させてください。





追記1:加えて、乾燥にも注意してください。かすれ声が存在すると、空気がたくさん流れ出します。そのとき、声帯や粘膜の水分を奪ってしまうのです。とくに加齢を伴う場合は、声帯の萎縮傾向を促進してしまいます。十分ご注意くださいね。



追記2:歌唱時、コントロールできているかすれ声はセクシーですが、かすれ状態がひど過ぎると歌になりません。それどころか、聴くひとに「大丈夫かしら!?」と心配をかけてしまいます。是非、早々の改善を。まずは優秀な音声専門の耳鼻咽喉科で声帯や内喉頭にトラブルがないか診てもらいましょう。病気でなければ当サロンがお役に立ちます。





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喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2016-10-19 23:42