だみ声って何?


だみ声とは、どのような声だと思いますか?
もちろん医学用語ではありません。
簡単な実験をしました。
一般複数人に、いろいろな音声サンプルを聞いてもらい、だみ声だと思われるものを選んでもらいました。
その声の特徴をしるすと、①ガラガラ声、②かすれ声(しゃがれ声や枯れ声)、③太い声、が3大特徴でした。
「ん!? これは・・・」
そう、『築地市場のセリ人』を連想させられました。
独特のかけ声ですよね。
だみ声の種類にはいろいろあります。
原因と状態を列挙してみましょう。
Ⅰ声の使い過ぎによるもの
①声帯のむくみ
②仮声帯の肥大化(はれ)
そして、仮声帯発声へと移行・・・
Ⅱ年齢によるもの(主に閉経後の女性)
③声帯萎縮と浮腫
Ⅲその他の原因(飲酒・喫煙・病気など)
④声帯の乾燥
ここまでは、一般的に理解できていること。
次からが、會田茂樹の外喉頭研究の真骨頂です。
だみ声を改善したいとお越しになる幾多の患者さまの喉頭を検査した結果、以下のことが判明したのです。
もれなく、甲状軟骨舌骨間(間隙)が狭い。なぜか?
仮説の域を出ませんが・・・
二つあります。
一つ目は、間隙狭小によって上喉頭動脈の内喉頭への血流が減少し、①④を導く(条件によって③も)。
二つ目は、②の仮声帯がふくらむことによって、間隙膜様組織へ影響を与えた
裏返せば、この間隙距離によって、正確性には欠けますが、だみ声の有無や可能性を計ることができます。
また、この間隙には左右差も大きく、例えば右が6㎜に対し左が2㎜などのような場合も多々見受けられます。
と言っても、閉鎖していない限り、異常や病気ではありません。
ご心配なく。
また、舌骨の形状と位置も大きく関与していると考えますが、これは今後の研究課題です。
以上、ご報告まで。

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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記1:「だみ声は改善できますか?」との問いを多くいただきます。程度や期間によって異なりますが、これまでの結果では、ある程度の改善は叶っています。しかし、完全に良くなるケースはまれで、やはり過使用しながらの回復は簡単ではありません。さらなる的確な施療方法を研究模索しておりますので、最良の手段が判明したあかつきには発表いたします。



追記2:『だみ声』は漢字で『濁声』と書きます。参考まで・・・



追記3:甲状軟骨舌骨間を計測するカリパー。本来は眼科手術用具だそうです・・・
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~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2010-06-23 04:52