正しく呼吸できれば歌なんて簡単!?

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答えは、おおむね Yes
もちろん、ここでの『正しく』とは、歌唱用の深く大きな呼吸を指して『正しく』と定義しています。
当サロンにお越しになっている方々はご存じでしょう。
2回目以降の施療では、喉頭周辺(前後)だけでなく、呼吸効率向上のアプローチもしっかり行っています。

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独特のチェアーベッドを利用し、背中から肋椎関節のモビリゼーションを行い、胸郭運動性をアップさせて体積を増やします。
これによって、横隔膜の上下移動を大きくさせます。
肺活量の増加を認めます。
そう、横隔膜が十分活動的になるため、俗に言う『横隔膜の支え』も完成します。
この結果、呼気圧が高くなりますね。
では、呼気圧が高まると、どのように声に好反映するのでしょうか。


呼気圧が高くなる
 
 
声帯を大きく震わせる
 

声門上の陰圧が大きい
 

ベルヌーイの法則で戻りが早い
 

すなわち・・・
速い曲が得意になったり、
ビブラートの能力がグンと高まったりする
 

どうですか。
管楽器演奏者がこの胸郭アプローチを受けると、呼気圧が増して「ストレスなく息がツルっと出ていく感じ。吹くんじゃなくて、まるで話すように鳴らせるよ!」と驚嘆します。
つまり、歌手にとっては《声帯》がマウスピースです。
同じ理屈で、アプローチの効果が上がってくれば、意識せず楽々と息が出て、どんな歌も簡単になるでしょう。




追記:重要な注意点 
①呼気を大きくし、コントロールできるようになっても、喉が締まっていたら、意味がありません。せっかくの息も、喉の部位で流れる量が制限され、思い通りの発声は不可能でしょう。まずは、喉頭周辺の柔軟性が先です。ご注意ください。
②実際には、ある程度の回数のアプローチが必要です。理由:Ⅰ肋椎関節上の関節胞は強靭で、動きを出すまでに時間がかかる、Ⅱ肋椎関節の数が多い(第1胸椎から第10胸椎までの左右合計20か所。なお、第11と12は浮遊肋骨ゆえ無関係)、Ⅲ内外肋間筋の柔軟性も獲得する必要がある、以上3点のためです。
③正しく呼吸できれば、どんな曲でも簡単に歌えるようになりますが、『上手』であるかどうかは確約できません。ここでは、自由な発声が、簡単か難しいかの問題のみを取り扱っています。音楽性や歌唱テクニックは、優秀なボイストレーナーから学んでください。当サロンではレッスンしておりません。逆に、思い通りの喉運動ができていなければ、どんなに優秀なボイストレーナーについて習ったとしても、歌は絶対にうまくなりません。それは、時間と金銭の無駄です。 

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下絵が拡大したもので、赤円部が肋椎関節・・・小さいですよぉ!
 
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喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2016-06-17 00:59