ボイストーク With JOY Part5


テレビやラジオで活躍中のグリーンウッド・ジョゼフ (通称 JOY:ジョイ) さんと対談しました。
JOY君は、以前より、当サロンでボイスケア (施術) を受けており、今般、ご許可をいただき、彼のいだく声に関する素朴な疑問を、トーク形式でお答えします。
実際のトークでは、説明不足になった内容を付け加え、編集してアップしました。

JOY君は、非常に優秀な喉 (大きさと形状) をお持ちのタレントさんで、とても素晴らしい声をしています。
歌手でもあります。
本当にセクシーな音色です。
ファンの皆さんに喜んでいただくために、さらに良い声になるよう当サロンでメンテナンスをしているのです。
この先、もっともっと多くの方々に、感動を与えるステキな声になるでしょう!

さあ、本日は第5回目です!


JOY
おはようございます。

會田茂樹
おはようございます。

JOY
今日も施術ありがとうございました。
會田先生のアプローチを受けると、喉の詰まった感覚が減って、声が出やすくなりますね。
ありがとうございます。

會田茂樹
JOY君の甲状軟骨は大きくて形が良い、そう、縦長で甲状軟骨翼もしっかり幅があって、素晴らしいのです。
しかし、大きさは、ときに使い難さを引き起こします。
車のエンジンと同じ。
大きいとパワーやトルクがあって良いのですが、自重があることと機動性が損なわれる可能性がでてきます。
さらに、エネルギー効率面から考えると、スタミナも落ちやすいでしょう。
しかし、動きが良ければ、最高のパフォーマンスを表します。
一長一短があります。
また、JOY君の甲状軟骨板は厚いので音の深みも醸し出すことができます。
これは、スピーカーと同じです。
音の良いスピーカーほど、キャビネットの板が厚く重くなります。
重厚なスピーカーほど高級で高額になります。
そのような喉を持っています、JOY君は。

JOY
褒めていただき、ありがとうございます。
そう、さらに使い勝手を良くしたいので、今日は、簡単な喉の柔軟体操を教えてください。

會田茂樹
承知しました。
主に、喉のストレッチになります。
これまで、喉体操という講習会で二回講義しました。
茎突咽頭筋と肩甲舌骨筋です。
平成22年5月30日には、第3回の喉体操を開催します。
もし、時間があれば、JOY君も参加してください。
それでは、個々にお教えしましょう。

‐ 詳細 略 ‐ 《過去の喉体操や、各筋肉のストレッチング記事をお読みください》
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※写真は、解説や各ストレッチング教授の様子

JOY
おぉ~、効きますねぇ。
すごい。
これは使えます。
どんなときにやると効果的です?

會田茂樹
可能でしたら3つのシチュエーションで行ってください。
一つは朝です。
目覚めて、すぐに実行してください。
即時に起動できます。
注意点があります。
それは、無理しないこと。
朝は、筋肉も硬いので、優しく行ってください。
次は、歌う前やTV収録の前です。
先日、かなり大物俳優から「TVカメラが入ると、何年やっていても緊張しますね」との言葉をいただきました。
したがって、この喉頭ストレッチは、緊張感をも緩和し、声の出を良くします。
必ず実行しましょう。
そして最後が、仕事が終わってからのダウンです。
疲労を残さないのが目的。
常に、最高の声を提供できてこそプロです。
すべて、JOY君の声を待っているファンや観客のために、忘れず勤しんでくださいね。

JOY
了解しました!




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)



追記1:その後、JOY君から、「喉の柔軟性が大切なことはわかりましたが、筋力アップは必要ないの?」との質問をいただきました。これは、実は、私が繰り返しお伝えしている最重要事項ですが、日本人の多くが硬い喉筋となっています。発声は、スポーツと同様ですから、喉頭の筋肉が硬い状態で、筋トレを行っても、まったく効果はありません。それどころか、硬い筋肉の可動範囲が減り、もっと硬く動きが悪くなってしまいます。大勢のひとが無理なトレーニングで、逆に、悪い状況に陥っているのを目にするたびに、苦しいほどの寂しさを感じてしまいます。そうです、本当に損しているひとが一杯います。歌の指導者が、正しいフィジカルを知っていただけたらと強く願っています・・・



追記2:喉に柔軟性がないと輪状甲状筋は正確に動きません。そう、甲状軟骨と輪状軟骨の屈曲が容易ではなくなるからです。懸垂機構の筋力が重要であると言われています。確かにそうなのですが、最初に筋肉の可動範囲がなければ動きません。喉が柔らかいひとは、輪状甲状筋の筋腹がしっかり存在し、使いこなしているひとはプリプリし、垂部と斜部を判別できます。さあ、喉頭の柔軟性と運動能力を獲得し、筋力を向上させ、楽々の自由な声を楽しんでください!
そうです、喉頭の柔軟性があれば、各筋の伸長度合いが増加しますので、自ずと動く範囲が増し、しゃべる程度の運動でも徐々に筋力は増加します。さらなる懸垂機構の筋力向上を目指すなら、各筋の最適ポジションでの喉頭専用低周波が有効です。



追記3:このインタビューから数年後、JOY君は世間から”イケメンボイス”と評価を得ています。




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。



 
by aida-voice | 2010-04-05 00:07