声も3Dにしよう!


3D映画「アバター」を筆頭に、3D家電も話題になっています。
世の中は3D時代。
そこで、声も3Dを目指してみましょう。
さて3Dは一体何なのか?
3次元の物体の構造保有を意味しています。
つまり、2次元の平面に、高さを加えた立体。
「声に、平面とか立体なんてあるの?」と訊かれそうですが、ここでの意味はイメージ。
音声の表現として、2次元と3次元を示してみましょう。
2次元:平たい声、閉塞的な声、上に伸びない声、喉で詰まっている声、ふたが閉まっているような声、こもった声、硬い声など
3次元:ふくらみのある声、豊かな声、奥行きのある声、どこまでも上に伸びる声、開放的な声、明るい声、遠くへ飛ぶ声、響き渡ってくる声など
多分、3次元的な声の方が高評価だと思われます。
そこで、2次元の声を3次元、すなわち3Dにするには?
映像の3Dは、両眼視差と焦点によって、平面図を浮き上がらせ、立体的に見せます。
実は、声も似ています。
その答えは、咽頭共鳴腔の大きさ。
咽頭共鳴腔構築のポイントは、喉頭蓋と上咽頭腔の活躍。
甲状軟骨が深奥Positionだと、咽頭腔体積が狭くなって喉頭蓋の動きが悪くなり、かつ、真上にしっかり立ち上がらなくなります。
これでは、上に音が共鳴していきません。
そう、喉頭蓋は、梨状陥凹にあるのですから。
そして、その上の上咽頭腔。
特に、高音発声では、ここの通過率が大切です。
この部位に正しく向かっていけば、声はスポンと抜けたように楽々と高音が伸びます。
まさに立体的な音ですね。
実際、咽頭は、持って生まれた空間の大きさがあります。
しかし、適切なボイスケアによって、外喉頭から、拡大アプローチができます。
ここだけの話ですが、昔、私もこのタイプで、声が平たく悩んでいました。
舌骨の位置も深く、動きがありませんでした。
自分を実験しながらケアとメンテナンスをして、今では、他者が驚くほどの柔軟性があります。
それに伴い、声が良くなりました。
今では、誰からも「會田先生はいいこえしてるねぇ~」とお褒めの言葉を頂戴します。
もちろん、歌もうまくなりました。(幼少時代、私は家族から、歌が下手だと思われていたのですから・・・)
試行錯誤を繰り返して、徐々に的確なアプローチ方法(現在の施術の数々)を見つけ出し、自分自身の喉頭周辺の柔軟性と運動能力を獲得するのに、すべて含めて約5年もかかりました(苦笑)
個人差と、筋肉の曖昧性が立ちはだかりますから、短期や容易ではありませんが、咽頭共鳴腔を広くして声や歌を良くするのは可能です。
皆さんも流行りの《声の3D》を目指しましょう。



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声の3D化に大切な共鳴腔のCT画像を載せました。
赤い部分が共鳴腔です。
そして、最も重要な部分が、声帯の真上にある咽頭共鳴腔。
黄色の四角で囲いました。
この四角が小さくなるほど、声は悪く歌も自由に歌えません。
逆に、四角が大きくなるほど、声や歌は良くなります。
つまり、ここの周辺(甲状軟骨と舌骨)の筋肉が柔らかく、コントロールできれば、あらゆる音色を手に入れることができるのです。
生まれつき喉に柔軟性や運動性があるひとは幸運ですが、多くのほとんどのひとは、喉頭が未開発で硬くなっています。
さあ、共鳴腔をしっかり作って、思い通りの声や歌を



ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記:咽頭共鳴腔はどのように大きくするの?
施術で甲状軟骨と舌骨の周辺筋の硬い部分を丁寧に探し出してピンポイントのストレッチをします。細く弱い筋群なので、それはそれは繊細な力加減です。痛めたらアウト。後ろは頚椎にはばまれていますから、前に出します。筋肉の特徴として、自身で伸ばすことができず、縮むことしかできません。したがって、喉の柔軟性と運動性(筋力)を得れば、緑矢印方向の共鳴腔拡大はもちろん、曲や音色によって緑矢印の逆方向も簡単に操作できるのです。すなわち、思い通りの声や歌が可能になります。声帯の直上に、素晴らしい空間を作ってください。
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首や頚椎の太さは変わっていません。喉頭全体が前に出て共鳴腔の体積が増えたのです。




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2010-04-04 00:34