ボイス・カウンセリング


歌は、フィジカル (身体)・テクニック (技術)・メンタル (精神) の三位が一体になったとき、最高レベルに達します。
ここでの身体は、喉と呼吸。
技術は、歌唱力に関して。
精神は、緊張しやすさと歌心。
他人に感動を与える歌にとって、どれ一つ、おろそかにできません。
音痴からはじまり、「高音が出ない」 「リズムや音程が下手」 「思い通りに歌えない」」 まで、歌に対するトラブルをお持ちの方が多くいます。
まず、ほとんどテクニックで改善しようとします。
もちろん、大切だと思います。
しかし、実は、テクニックだけですべてが改善できるわけではないことがわかってきました。
テクニックを駆使するためのフィジカルに不具合があると、どんなに練習を積んでもうまくなりません。
不具合には、もちろん、痛みや失声を含めた声の病気が挙げられます。
その時は、優秀な耳鼻咽喉科で治しましょう。(当サロンでは病気の治療は行いません)
必ず、音声に長けた、優秀な医師を選んでくださいね。
しかしながら、多くは、喉筋の過緊張、喉筋の柔軟性の不足、発声に必要な関節の動きの悪さ、顎を含めた開口の不自然、悪い姿勢や呼気効率の低下など、病気ではない場合がほとんどです。
また、声の個性は、フィジカル×メンタル (ここでは精神がメイン) であることも徐々にわかってきています。
声が良くなるには、おおむね、フィジカル → テクニック → メンタルの順で解決策を見つけていかなければならないのです。
そして大切なポイントは 「この3つの、どこに問題があって、歌がうまくならないのか?」 を正確に知ることです!
発声に関する膨大な研究をしてきました。
多くの方々を診て、ありとあらゆる声を聞いてきました。
その結果、声にトラブルがあったり、さらに声を良くしたいなど、声に関心があるにもかかわらず、自分のどこが良くないのか、何が足りないのかを、正しく知っているひとは、ほとんどいないのです。
声は繊細です。
とくに、フィジカルに多少でも問題があったり、うまく可動していなかったりするひとは、メンタルが弱くなる傾向があります。
「自分の喉はダメで、もう治らない・・・」 「食べ物が違うと声が変わってしまう・・・」 「天気が変わる前は歌えないの・・・」 などなど。
いきおい声に過剰なほど神経質になります。
そのような方々が、フィジカルがしっかりしてくると、自信を持つことになり、その後は気持ちもポジティブになって、グングン声が良くなっていきます。
私のお伝えしている発声のフィジカルとは、実際、たいそうなレベルではありません。
ふつうに歩くのと同じようなものです。
たとえば、病気ではなく、膝が伸びて曲がらないひとだとすると、歩くことに意識を集中しなければなりませんが、健常であれば、無意識に歩行しているはず。
膝が曲がらないのは認識できるのに、自分の喉の不具合には無頓着です。
ほんのちょっと改善すれば、格段に喉能力が上がって、歌の練習も思い通りに習得できるのに、それが叶っていないひとが多いのに驚きを禁じえません。
あなたの喉に何が必要なのか、どうすれば良いのか・・・
さあ、それを一緒に見つけませんか?
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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記1:今の私にとって、病気でない外喉頭の不具合を見つけるのは簡単です。しかし、即時回復は難しい。個人差が激しく、曖昧な筋肉が相手ですから。でも、良くなる環境を整え、回復に向かう道筋をつけてあげなければ、結局、一生変わらない可能性が高いのです。別段、しゃべられないとか、歌えないわけではありませんので、なんら心配はいりません。ふつうに生活できますから問題はない。ただ、美声や自由な歌声を獲得できないだけです。やはり、声をグレードアップさせるには、一歩踏み出す勇気と根気が必要なのですね。



追記2:「機能性疾患を耳鼻咽喉科で診てもらっているが、他に方法はないのか?」「ボイストレーナーの自分への指導法は、これで正しいのか?」など、セカンドオピニオンが必要な場合も受け付けていますので、お気軽にお尋ねください。もしかすると、より良い方策が見つかるかもしれません・・・



~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2010-03-17 02:02