咳(せき)の仕方


風邪やインフルエンザが流行っています。
今日は咳の正しい仕方をお伝えしましょう。
一般的には、喉を痛めないよう 「小さくしなさい」 「押し殺しなさい」 とか、首を痛めないよう 「真っ直ぐ向いてしなさい」 とか言われます。
確かに横向きで無自覚に大きな連続の咳をすると、胸鎖乳突筋や頚椎を痛める可能性はあります。
したがって 「真っ直ぐ向いてしなさい」 は正しいと思います。
しかし、「小さくしなさい」 は一歩間違うと大変ことになりかねません。
音量を落とすことに必死になり、無理強いして喉頭周辺が過緊張に陥ってしまいます。
長く続けていると、硬さを習得し、悪い癖になってしまうでしょう。
そこで正しい仕方です。
それは・・・ 「演技するように柔らかくしてください」 ということです。(くしゃみの正しい仕方も似ています!)
誰かに見て (確認して) もらってください。
ポイントは
1- 柔らかくしているか
2- 優雅であるか (余裕があるか)
3- 聞く人が不快感を得ないか
でしょうか。
咳は反射の一部で止めることはできません。
音量にこだわらずに 「楽に」 「楽しく」 してください。




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記1:なお、くしゃみに関しては過去の記事も参考にしてください。
(2009年3月3日: くしゃみの仕方



追記2:咳をするとき横隔膜や胸郭の急激な収縮があります。長期間、風邪をひいて咳をしていると胸が痛くなるのはこのためです。(肺炎や結核による内部痛を除く)
注意点です。
1- 連続の咳であっても必ず息の流れを獲得してください。これは、くしゃみに比べ吸気が少なくなる傾向があるからです。くしゃみはする前に空気を吸い込みますが、咳は呼気ばかりの継続となるので息の流れを感じて欲しいのです。
2- 逆手にとって横隔膜の動きを感じ取るチャンスにするのも一法です。(上級編)



追記3:咳をするとき、どうして手をグーにして口に当てるのでしょうね? そう、くしゃみは手のひらですよね。くしゃみは唾 [ウイルスを含む] が飛び散るのを防ぐため手のひらなのでしょが、咳はなぜグーなのでしょうね?
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~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-12-16 14:22