喉 冬の対策


よく歌手からの質問で 「喉は温めたほうが良いのですか?」 と尋ねられます。
答えのポイントは、発声はスポーツに類似しているということ。
常に 『運動』 と考えれば自ずと答えは出てきます。
中には 「私は、冬には冷えないよう喉を使い捨てカイロでしっかり温めていますよ!」 とおっしゃる方がいます。
もし、野球やテニスの試合の直前に “熱い風呂” に入浴したら、運動能力を十分に発揮できるでしょうか?
この例えと同じです。
熱いカイロで温め過ぎては、喉頭の小さな筋肉はダレてしまい、発声能力を確実に損ねてしまいます。
もちろん冷やしても駄目です。
ハイネックやマフラーなどで防寒して温めるのがベストです。
また、内喉頭も冷えないよう、外出時はマスクを心掛けましょう。(乾燥も若干防げます)
さらに、首すじ(後面部)と背中上部も冷えないよう気をつけてください。
発声に直接つながってはいませんが、様々な面で関与してきます。
この部分は大きな筋肉(僧帽筋や広背筋など)ゆえ毛細血管が豊富です。
したがって、カイロや温シップで温めても問題ないと考えます。
血流が良くなり発声にも好影響を与えることでしょう。
皆さんも冬の喉の対策を万全にしましょう!
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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記1:冬の対策 標語 【くび前面は保温、くび後面は加温】



追記2:「風呂やシャワーで温めるのはどうか?」との質問をたくさんいただきました。本文は言葉足らずだったかもしれません。本文の内容は、コンサートやレコーディングなどの本番で、今から声を本格的に使う人のケースを書きました。カイロ(懐炉)も短時間でしたら疲労回復のために使用できなくもありませんが、高温では不可です。また長時間の加温も良くないのです。以下に記載します。

●これから声を使うとき カイロ ×  風呂 ×  シャワー × or 〇
●普段のケアやメンテナンス カイロ ×  風呂 〇  シャワー 〇
●声を使った後の疲労回復目的 カイロ(低温かつ短時間なら) 〇  風呂 〇  シャワー 〇

温度と時間に十分気をつけてくださいね!




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-11-23 19:49