あなたならどうしますか?


当サロンに通院していた患者様のお話です。
その人は、ある事故で正常な声を失い、喉の手術を受けました。
手術である程度の声は戻ったものの「かすれ」と「高音発声障害」がひどく困っていました。
歌(合唱)が大好きな人でした。(声種はテノール)
日常生活で自分の意思を伝えることはできましたが、歌は歌えず、心のよりどころを失いかけていました。
医師からの紹介で当サロンに来ました。
3年前のことです。
會田ボイス整骨院の時期は2~3回/月の通院、リハビリ医療機器が増えたボイスケアサロンからは1回/月のペースで施術を続けました。
住居は遠く、往復の運賃は施術料金よりはるかに高額です。
経過は順調ではありませんでした。
施術直後は、喉頭にリラックスを与えることができて発声が楽になりましたが、すぐに元に戻ってしまいます。
1年以上経過しても、ほとんど声は改善しなかったのです。
毎度「本当に良くなるのか?」「高音は出るのか?」かなり厳しい口調で詰め寄られました。
前例は一度しかなく、往時はその人より軽症であったため良くなりましたが、今回は満足するレベルまで改善するかどうか私も自信を失ったこともあります。
施術が終わり、帰り際は肩を落とし、溜め息まじりで落胆してドアを出て行きました。
私なりに「何とかして代償性運動を活性化させることができないだろうか?」と、模型を使ったり作図したりして研究に研究を重ねてきました。
そしてついに結論に至り、常識では考えらられない奇策を講じました。
そう、どの患者様の症例に対しても、喉と声の構造医学と新治療方法を、睡眠中以外は、常に考え続けています。
信頼感と不信感をさまよいながら、それでも通い続け・・・
2年半経過したとき、ついに「思い通りの声がでた!」
その3ヶ月後には「望んでいた高音がでた!」
に至ったのでした。
もし途中であきらめていたら治っていません。
しかし確実に治る保証など一切ないのです・・・
あなたならどうしますか?
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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)



追記:また、当サロンでは発声の基礎的な能力をアップさせる施療を行っており、歌そのものを上手くするが目的ではありません。キチンとチューニングした1000万円のギターを持っていても、演奏テクニックが下手なら、それこそ宝の持ち腐れですね。歌が上手い人は間違いなく、①喉頭の運動能力がある、②共鳴腔を余すところなく使っている、③耳が良い (音を聞き分ける訓練を積んでいる)、④自分に合った正しい歌唱技術を習得している、⑤歌に心を込めることができる、を備えていますね。




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-11-13 21:08