迷走神経が圧迫されて起こる慢性的な咽


まずは漢字。
「咽」は「むせ」と読みます。
ノドの下位部がムズムズして痰がからんでいる感じがします。
ときに空咳も出ます。

さて、慢性的な咽で困っている人を多く知っています。
まずは呼吸器科で喘息や気管支炎などの有無をチェックしましょう。
次に耳鼻咽喉科で内喉頭や声帯に問題がないか診てもらいましょう。
複数の病院にかかり、それでも原因が分からない場合は当サロンの出番です。
頚椎と甲状軟骨および輪状軟骨のポジションならびに周辺筋群の硬度を計測して、自己的に迷走神経を圧迫していないか徹底的に調べましょう。
ここで簡単な実験です。
輪状軟骨部位を外皮から微弱な圧を加えると咽ます。(強く押さえると喉頭が損傷するので気をつけてください)
ほぼ95%の確率で咽ます。(残りの5%は、咽に強い体質か、神経が甲状軟骨近辺を走行していなかが考えられます・・・)
このようなことから自分の喉頭で圧を加え、“幻”の異物を感知してしまうことが予想できます。
最善の策は喉頭周辺筋をリラックスさせて頚椎前縁と甲状軟骨翼の距離を大きくすることです。
これには的確な検査と技術が必要です。
なお軟部組織(筋肉や神経)が相手ゆえ個人差があり改善不可の場合もあります。

迷走神経が圧迫されて起こる慢性的な咽の対処法の一つです。
やや冷たい水少量を数回に分けて口に含んで飲んでください。
温度をいろいろ試しました。
0℃、4℃、13℃、25℃前後、37℃、42℃です。
咽たときに飲む水の温度は13℃が最も効果的でした。
これは咽喉頭を穏やかに冷却して神経刺激を収めるようなものでしょうか。
量はほんの少量。
おちょこ一杯分くらいを時間を空けずに何度も飲みましょう。
食品用ヒアルロン酸液を若干添加すると治まりが一層スムーズでした。
お試しください。
ただし急性期の咽や程度が酷いときは逆に誤嚥しやすくなりますので飲まないでください!
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まとめ
迷走神経が圧迫されて起こる慢性的な咽の対処
①13℃の水を少量飲む
②施術で喉頭ポジションを改善する




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)



追記1:ボイスケアサロン声専用キャンディも効果的な場合が多いことが判明しています。①咽そのものは無くならないが症状が軽減する②咽の回数が減る③咽の起こる間隔(時間)が長くなってくるなどです。喉頭内部の湿度が上がり声帯の柔軟性が獲得できるため呼気がスムーズになって咽現象に好影響を与えるようです。



追記2:この13℃はどこから出てきたかと申しますとワインセラー内のワインの最適温度からです。声に良い極上の天然水(いずれ発表します!)をワインセラーに入れておき13℃に保ってチェックしたのが経緯です。



追記3:私の甲状腺腫瘍の圧によっても咽が生じやすくなっています。感覚を鋭敏に研ぎ澄ますと、左右差までわかりますね。その際の圧力と咽の状態によって神経支配の様子も感じ取ることができるようになりました。ただ疲労や声の過使用で下咽頭収縮筋近辺および輪状咽頭筋周囲が硬化しているときは難しくなり症状も悪化します。同時にかすれ声および乾燥声になりがちです。かすれ声を是正しようとすると努力発声となり悪循環に入ってしまいます。私には、乾燥声に対してボイスケアサロン声専用キャンディが劇的な効果がありました。なめ続けると元の声に戻ります。(かすれ声には残念ながら無効と有効が時によって混在する状況でした・・・) さらなる綿密な観察と研究を継続し、皆さまにご報告いたします。





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-10-31 12:52