甲状軟骨ポジション 『深奥体験』


まず、「おはようございます」と通常会話声で言いましょう。
何度か繰り返して、そのときの喉の状態、息の流れ、声の質を感じ取ってください。
甲状軟骨を母指示指で軽く触れて、ほんの少しだけ押してください。
本当にちょっとだけですよ。
それでは、まったく同じ様に「おはようございます」を言ってください。
どうですか?
発声し辛い、喉が詰まる、声がこもる、声が平たい、だみ声になる、かすれる、息の流れが少ない、言葉を咬みやすい・・・
そうです、ほんの少しだけ甲状軟骨が奥に入っただけで発声が変わってしまいます。。
それも悪い方向へ。
過緊張性発声(発声時に力んでしまう)や喉頭周辺筋の硬い方は、この状態になってしまうのです。
どうですか?
お分かりになったでしょう。

逆に、皮膚上から甲状軟骨を引っ張り出すと、声がスルッと出る、声に艶が出る、声色が明るくなった、声の肌理が細かくなる、声が大きくなる、フォルマントが増すなどが挙げられます。
喉頭周辺が柔らかく、空間を持っている人は、常に極上の状態なのです。


【深奥の数値差による音声変化の検査】
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詳しい内容はお伝えできませんが、ポジションによる声の変化は1ミリ単位なのです。
つまり、甲状軟骨が1ミリ奥に入ると声が悪くなり、1ミリ前に出ると声が良くなるのです。
このような繊細な構造を成しています。


あなたも甲状軟骨を自由に動かす空間を構築してくださいね。(そうです、せっかく持っているグランドピアノを4畳半の狭い空間で弾きたいとお考えですか?)




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)



追記:上記の喉頭ポジションの決定は、器質的特異性を除いて、すべて筋肉が担っています!



~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-10-17 12:45