痙攣性発声障害と呼吸


当サロンには痙攣性発声障害(SD)の患者様が大勢通っております。
甲状軟骨形成術やボトックス注射を経験された方から長年何もせず放置された方まで。
症状も、ほんの少し詰まる軽症から相手が聞き取れないほど声が割れている重症まで。
全国からお見えになります。
私の力では完治差し上げることはできませんが、施療によって発声能力が高まり、それを喉や身体が記憶することによって、詰まる症状が減り日常会話なら問題ないほど改善したケースが多々あります。
さて、痙攣性発声障害内転型の数ある施療の一つに呼吸効率向上手技があります。
前胸郭の鎖骨下筋と大胸筋を弛緩させ、後胸郭の肋椎関節の動きを大きくします。
これにより呼気圧が上昇します。(肺活量では3%から最大10%増加します!)
多くの患者様が「初音」が発声しやすくなったとおっしゃいます。(ただし、詰まり度合いが楽になるだけで快癒はしません・・・)
痙攣性発声障害内転型では、後輪状披裂筋や輪状甲状筋が発声開始の瞬間にギュッと筋収縮を起こす場合もあることを触診でつかんでいます。
呼気圧が上昇することで、この収縮に抗う力が生まれるのかもしれませんね。



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肋軟骨と肋椎関節がキーポイントですよ!



ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2009-09-23 16:17