低音と高音を混ぜて声を出す


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今回は一般的な人にとっての美声の話しです。
以前、どのような声が理想なのかを調べたことがあります。
単純な検査アンケートです。
その中で、異なる音域要素の人声サンプルを用いたチェックがありました。
細かいデータは専門誌へ脱稿しますが、大雑把に結果のみお伝えすれば、一般人の耳に心地好い声とは「低音と高音が混ざっている音」のようです。
これは音声分析データでは計り知れない感覚の範疇で、どのような現象が起きているのか正確に理解していません。
思うに・・・、以下のような喉頭状態ではないかと考えます。
①喉頭および咽頭共鳴が十分に活かされている(深みのある低音構築)
②輪状甲状筋が活発に動いている(自由な高音構築)
③声帯粘膜に湿度と柔軟性がある(表声と裏声のスムーズさ、滑らかなファルセット構築)
実際、人は、話の内容よりも初音の声の印象で、その人物を評価しがちなのです。
皆さんも低音と高音を混ぜた美声で人の心を魅了してください。




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記1:上記状態の改善方の一例
①舌骨に付着する筋(特に肩甲舌骨筋と茎突舌骨筋)の柔軟性をしっかり獲得しましょう。モノマネが上手い歌手芸人は、もれなく舌骨の位置が前方に存在し、自由自在に共鳴空間を操作して音色を出してきますよ!
②まず、輪状甲状関節の動きと輪状甲状筋状態を正確に調べてください。そして、その可動性をアップさせましょう。
③声帯粘膜の湿潤増加には、吸入器の使用や上喉頭動脈血流量増加のほか、ボイスケアサロン声専用キャンディも一良策でしょう。これによって声帯振動率が高まり、ストレスフリーならびにスタミナ抜群の声になります!



追記2:実は吃音構音障害の方に、この感覚と施療を取り入れていただいたところ、何となく声が出しやすいとおっしゃる人が複数いました。確かに聞こえとしては良くなったような気がしないこともない…、残念ながらこの程度の改善にしか過ぎませんが…




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-09-20 14:19