声の疲労回復


声の乱用や長時間発声をすると声帯は充血します。
充血すると、声帯は浮腫みます。(むくみ)
浮腫むと、①声帯の質量が増し、②声門間隙が広がり、③毛細血管が圧迫されます。
①重くなるため振動効率が低下します。
②気息性の酷いかすれ声になります。
③血流が減って分泌液が減少します。
そう、ガラガラ声ですね。
美声にはほど遠くなります。
また、声帯結節やポリープのような器質性音声障害に罹患しやすくなります。
さらに、努力発声を強いられますから、過緊張性発声などの機能性発声障害にもなりやすくなります。



声の疲労回復対策
Ⅰ声を出さずに声帯を休める。
Ⅱボイスケアサロン声専用キャンディで声帯を保湿する。
Ⅲ使用直後はアイシングを施し、その後に温める。
ⅰ歌唱低音発声終了時には肩甲舌骨筋と胸骨舌骨筋を60~180秒
ⅱ歌唱中音発声終了時には胸骨舌骨筋と甲状孔付近を30~60秒
ⅲ歌唱高音発声終了時には輪状甲状筋と輪状咽頭筋を30~120秒
ⅳトーク発声終了時には顎二腹筋と舌骨上筋群と茎突咽頭筋を180秒位(アナウンサー・ナレーター・声優・俳優などの滑舌対応)
ⅴその後ホットタオルで各患部を10分以内温める
ⅵノドのアイシングやホットアップは各人の喉頭の筋状態によってタイムが変化します。間違った方法やタイムによって喉能力がガクンと低下することも多々ありますので十分にご注意くださいね。
Ⅳ水分を補給する。(常温の水が良いでしょう ⇒ 声専用のミネラルウォーターに関しては鋭意研究中です!)






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声を大切にしましょう・・・




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)





追記:声に良い天然水を求め、伊豆・箱根・沖縄・伊勢志摩・ハワイ島など、各地を精力的に探しています。
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取水地探検の會田茂樹






~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-08-05 18:13