喉能力をUPさせよう! (J-POP編)


J-POP歌手にとって喉頭はまさに楽器です。
楽器が整備不良であったり不具合があったりすれば音楽表現性が低下してしまいます・・・
決められたメソッドや方法が確立している声楽と異なり、自由度合いが大きい分、喉頭のポテンシャルが歌に大きく影響してきます。
では、どの動きや筋肉が重要なのでしょうか。
J-POPの多くはマイクを使用します。
したがって 『マイクのり』 が良くないとコンサートでもCDでも活躍できません。
これは声帯筋と声帯粘膜の複合的稼動効率が主体となります。(ミックスボイスや美声ビブラートにも大いに関与しますよね!)
つまり声帯筋の柔軟性から硬化性のレスポンスと、それに伴う声帯粘膜の振動率のバランスです。
さらには喉頭室および梨状陥凹部共鳴腔の活動度合いでしょうか。
やはり披裂軟骨の操作性を獲得しなければと思います。
それもシンメトリーな動きを。

そして最も良い状況のときに、超越した歌声が出てきます。
これらを使いこなせる段階になれば、自分の熱い想いやメッセージをこめた魂を 『声にのせる』 ことが可能になります。
聴衆を感動させたりメジャーで活躍したりしているJ-POP歌手は、もれなく喉頭の能力が高いのです。
そう、やはり一流のスポーツ選手と同じです。
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難しい内容のようですが、つまるところ、もしカーレースに参加するなら・・・
「極上にメンテナンスされたマシンに乗りましょう」 ということです。        058.gif



ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記1:当院では歌唱方法はお教えしておりません。喉頭の身体能力を高めて、より良い歌い手になるお手伝いをしています。歌を上手く歌うためのあなたに合った歌唱法や発声法は、音楽教師やボイストレーナーから習ってください。(発声医学に長けた優秀な先生にネ!)



追記2:喉をケアすれば、歌うことだけに集中できます!
必要なことは・・・
①喉の運動能力が最高潮に達したとき、そこに歌唱技術と歌心がのって、本物の歌となる。
②声は、声帯を含め、すべて筋肉から成りたっている。
③筋肉は、柔軟性があってこそ、運動能力が上がる。
④喉をケアすれば、喉周辺の筋肉の柔軟性を得て、運動能力が向上する。
⑤喉の運動能力が向上して自由に動けば、歌も思い通りに歌える。
⑥声を出すことでなく、歌そのものに集中してこそ、人の心を打つ歌が完成する。
⑦さあ、あなたの素晴らしい歌声を待っているひとのためにも、喉を極上に整備しましょう!




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-06-17 16:27