声が良い・歌が上手いひとは耳を動かすことができる!?


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都市伝説ではありませんが、耳を自由に動かすことができるひとは、声が良かったり歌が上手かったりするのでしょうか?
その答えは・・・、ある意味当たっています。
耳は耳介筋によって動かされます。
しかし一般的に痕跡的で働きを無くしています。
つまり動物的な名残の筋肉と言えます。
手を道具として使えない動物は、耳にとまったハエを耳を動かして追い払っていますよね。
また、敵を察知するため、絶えず耳を動かして物音に傾注しています。
生き抜くために必要な筋肉でしたが、ヒトとなって不必要となり退化しつつあります。


耳介筋 
耳の周囲に①前耳介筋、②上耳介筋、③後耳介筋の三つ存在
①側頭筋膜と帽状腱膜から耳輪内側前面部へ
②側頭筋膜と帽状腱膜から耳介内側上部へ
③乳様突起から耳介頭側面下部へ
それぞれ走行しています。
支配神経は、顔面神経よりの後耳介神経と側頭枝です。
血液を供給する動脈は、後耳介動脈の耳介枝と浅側頭動脈の頭頂枝です。


さて、なぜ耳介筋を動かせるひとは、声が良かったり歌が上手かったりする可能性が高いのでしょう。
答えはズバリ、このような退化過程にある筋肉を意識的コントロールできるひとは、進化の途上と言われている発声のための筋肉も同様に動かせるものと予想できるから。
実験しました。
耳を動かすことができ、周囲からは歌が上手いと評価されている知人にお願いしました。
その方は、軟口蓋や喉頭蓋を、意識的に他のひとより正確かつ大きく動かすことができたのです。
特に声の響きや艶に不可欠な、口蓋の筋(口蓋帆挙筋、口蓋帆張筋、口蓋垂筋、口蓋舌筋、口蓋咽頭筋)および甲状喉頭蓋筋のMovingには驚嘆しました。
また、高音発声に欠かせない輪状甲状筋もピンポイントで収縮させられました。


まとめ 
筋感覚を持って活動させることができるひとは、例えるなら楽器の隅々を使いこなす能力を持っているようなもので、声が良かったり歌が上手かったりする可能性があると判断しても空言でないと言えます。




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 會田茂樹|あいだしげき 

 
by aida-voice | 2016-05-02 06:45