質問と回答


質問〔エフハリスト様〕

迷いましたがメールします  いま18才無職  ぼくは中2から引きこもりです  数年間のどのつまりで苦しんでいます  あいだ先生のブログでLDPを知りました  もうすぐRESTARTと聞き行くつもりです  そっちへ行く前にLDPの新しい情報はありませんか?




回答〔會田茂樹〕

ご質問ありがとうございます。

長年に渡り、本当に、お辛い日々でしたね。

もし、わたしの技術がお役に立つのなら、幸甚でございます。

また、施術を受けるまでの間、ファイテン株式会社のボイステープで、少しでも状態が緩和できればと願っております。

すぐにお送りしますので、お試しください。

貼付場所はBCEです。

特にBの甲状孔は有効かと思われます。

ただし、正確に貼らなければ効果がありません。

左右の位置、孔の大きさ、孔形状の異なるケースが多いのも特徴です。

お越しになった際は、精密な触知で探り出し、正確な場所をお示しさせていただきます。

また、LDPに関しては、かなり研究が進んでおり、その一部を2024320日に「最新LDP論」と題して、供覧したいと存じます。

是非、お読みいただければ嬉しいです。

最後に、エフハリストさんのLDPが改善し、健やかなお暮しが叶いますよう、心よりお祈り申し上げます。





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追記:エフハリストさんの「Ευχαριστώ」って、ギリシャ語の「ありがとう」ですよね。過去に3回、ギリシャに行ったことがあり、わたしの大好きな国の一つです。ちょっとマニアックになるかもしれませんが、わたしはロドス島(Ρόδος)がお気に入り。おっと、無駄話、失礼いたしました。






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My back view on Rhodes Island





ボイスケアサロン

會田茂樹(あいだしげき)





# by aida-voice | 2024-03-19 00:02

質問と回答


質問〔Paul様〕

ともだちからボイステープの良い評判を聞きました

ファイテンショップでは買えないボイステープが今はタダでもらえるようですがいくつもらえるの?




回答〔會田茂樹〕

ご質問ありがとうございます。

ボイステープが評価されているとのお話を伺い、とても嬉しく思います。

現在のプレゼント数は5シート(80マーク)です。

1シートが1,000円ですから、計5,000円分ですね。

プレゼント準備数には、まだ余裕がありますので、どんどんご応募ください。

ただし、今後の状況により、プレゼント数量が変動したり、規定数に達した際は終了したりする場合がございますことをご容赦くさいませ。





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追記:現在、相当多くのお申し込みをいただいており、発送までに時間を要しております。ご連絡まで。




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會田茂樹(あいだしげき)





# by aida-voice | 2024-03-18 00:16

質問と回答


質問〔あぶないオタクくん様〕

甲状軟骨が大きい場合のデメリットに調子が安定しづらいというのを前にお聞きしたのですが、重いので操作に筋力が必要なこと

声帯の左右に距離がある可能性が高いのでより筋力が必要なこと

ここら辺を最初想像していたのですが、私が受けたトレーニングで声道を調整したり非線形ソースフィルタ理論などを用い声門上圧をコントロールし、狙った声帯振動を誘発させるというものがありました。

原音が発生した後一番最初に通る大きい空間が甲状軟骨の内部ですよね。

となると自然条件などでここの体積?が変わり易いっていうのもあるんでしょうか。




回答〔會田茂樹〕

質の高いご質問ありがとうございます。

まず、「私が受けたトレーニングで声道を調整したり非線形ソースフィルタ理論などを用い声門上圧をコントロールし、狙った声帯振動を誘発させるというものがありました」の部分ですが、音声生成に関して的確な内容だと思います。

わたしも、「バイオリンで例えたら、声帯ヒダは弦、5つの共鳴腔は胴のようなもの。音の良し悪しは、弦よりも胴に左右される」と何度も述べてきました。

ちなみに、5つの共鳴腔は、声帯ヒダから近い順に、喉頭室、梨状陥凹、咽頭共鳴腔、口腔共鳴腔、鼻腔共鳴腔となります。

声帯ヒダで作られた原音を、5つの共鳴腔で調音加工します。

これが声です。

ここに、呼気の流量調整と音程/旋律/拍子などを付ければ、歌になります。

さて、ご質問の中心である「原音が発生した後一番最初に通る大きい空間が甲状軟骨の内部ですよね。となると自然条件などでここの体積?が変わり易いっていうのもあるんでしょうか」についてお答えします。

声帯ヒダを通過した呼気は振動して原音を形成し、次に最初の共鳴腔である喉頭室に向かいます。

ここは声帯ヒダと前庭ヒダ(仮声帯)にはさまれた場所で、非常に狭い空間です。

この辺りの軟部組織を、摘出喉頭で検証した経緯があります。

随意筋として確認できるのは、声帯筋と甲状披裂筋。

この両筋によって喉頭室は調整されるものと推測します。

ただし、起始にあたる甲状軟骨板内面の付着部位の破格も多く、その位置によって変化率も異なってくるでしょう。

二番目に呼気が通る梨状陥凹ですが、ここは甲状喉頭蓋筋が主となります。

ギリギリ甲状軟骨の内部と言ってもいいですが、これまた喉頭蓋の大きさや形状が人それぞれゆえ、空間調整能力も人それぞれになります。

そして、音声生成にとって、空間的にも運動的にも利用しやすいのが、咽頭共鳴腔だと考えます。

なにより、体積、形状、硬度など、ある程度自覚してコントロールしやすいからです。

もちろん、これにも個人差は大いにありますが。

いつも最終的に「破格」「人それぞれ」「個人差」という言葉で誤魔化しているような気がしますが、実際のところ、無能なわたしにはよくわからないのが実情です。

ダラダラとまとまりのない駄文を記してしまいました。

謹んでお詫び申し上げます。





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追伸:線形理論に関しては、知ってはいますが、深く勉強したことがありません。これまたスミマセン…




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會田茂樹(あいだしげき)





# by aida-voice | 2024-03-17 00:01

質問と回答


質問〔京三郎様〕

昔から喉ニュース見ています。ボイスケアサロンに行こうと考えていたらコロナになって行けなくなりました。いつごろ再開できそうですか?




回答〔會田茂樹〕

メールありがとうございます。

また、昔から喉ニュースをご覧いただき、深く感謝します。

現在、皆さまから様々なお力添えをいただき、諸般、徐々に決まりつつある状況です。

可能ならば初夏からのリスタートを目指しています。

詳細がわかり次第、お知らせいたします。

もうしばらくお待ちくださいませ。





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會田茂樹(あいだしげき)





# by aida-voice | 2024-03-16 00:04

声質を操る甲状披裂筋


図説 筋の機能解剖(ジョンH.ウォーフィル著)によると、甲状披裂筋の機能は「披裂軟骨を前方にひくことによって声帯ヒダを短縮しゆるめる;披裂軟骨の内旋によって声門を閉じる」と記載されています。


わかりやすく一言で表せば「声を変化させる」となります。


まず、声帯ヒダの張力を制御することで、ピッチを変えることができます。


また、声帯ヒダを太くすることで、音色を変えることができます。


さらに、筋バランスを保つことで、発声を安定させることにも貢献しています。


甲状披裂筋は、甲状軟骨の内部にあり、外部からは見ることも触ることもできません。


以前、米国メイヨークリニック喉頭機能外科のSeminarに参加した際、甲状軟骨を正中に切り開いた状態の摘出喉頭で、甲状披裂筋を触知検証させていただきました。〔解剖は医師〕


梨状陥凹周囲の軟部組織と区別するのが非常に難しかった思い出があります。


反回神経支配ゆえ、甲状腺の手術・心臓の手術・喉頭外傷などで、声帯筋の麻痺は免れ普通に声は出せるが、音程や音色をコントロールできず歌えない場合は、この甲状披裂筋の単独麻痺かもしれませんね。






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會田茂樹(あいだしげき)





# by aida-voice | 2024-03-15 15:57